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私は書くことを仕事にできると、本当は思っていないかもしれません。
今までの中でこれはよくできた、というものがあるかというとわかりません。
まだ種から芽が生えたというレベルです。おいしそうなトマトとかではないわけです。
好きなことをしてお金を稼ぐということが私にとって大事なのではなくて、好きなことを中心にして生活したいというのが正直な気持ちなのかもしれません。生活に困らない程度にお金は必要ですけれども。
でも趣味の範囲で、というのは悲しいという。
本当は自分が楽しいと思えることを一番頭が働く時間にしたいとか、何でもかなうなら、みたいな希望はあるわけで。
かぎりなく0に近い1なのかもしれない。私は小さい芽が花壇に生えたくらいで、買ってもらえる花までには立派に育てられていないことは分かっている。そういうことなのかもしれない。趣味とか仕事とか関係なく、大切にしないと。
畑を見ても売れるようなお花はありません。そうして7人の小人はシオシオ悲しそうな顔をして憂いているだけでした。
「今のところ、芽が生えたけど、水はこまめにあげてもないし、これではいつになったら花が咲くもんか。花が咲いたらいいなと思って畑を作ってみたけれど、手入れがなってないもんな。」
7人の小人は毎日出稼ぎに行ってへとへとになっての繰りかえしになっているだけで、どんどん不満がたまっているだけでした。
よく分からないけど脳内に生息している小人たちが、この後こっちに向かって赤い顔で何かを訴えかけてくるのを想像してしまう。この人たちにはご機嫌に畑を耕していてもらっていたかったと思うわけだけど。手を振り上げたりして暴徒化している。小人のオーナーはたぶん私なので、小人は私の神経と繋がっていて、行動がきっと制限されているんだと思う。ほんとは畑を耕したいのにひたすら出稼ぎを強いられている。
楽しくて続けられそうな芽を伸ばしてみるのがいいのかもしれない。これ、大事に育てていいからって、仕事にならないとしても、仕事のことに悩むことを優先させなければならないわけでもなくて。
だってきっと小人たちは育てたいから暴徒化しているわけで。
遅いかもしれないし、もうとっくにだめかもしれない。でも、分析的に本読んだり、映画見たりというのは時間がかかるけど楽しくて、頭の中に浮かんだことを書いてみることもとっても楽しくて、形にならなくてもやってみたいことは大切にしたいと思う。
私は生きるのが下手だ。
小人も怒っている。
自分のだめなところを挙げればたくさんたくさん書けてしまう。
人生の時間も有限だし、仕事ももう変えられなくなってしまうのかもしれない。でも、なんでもかなうならの希望をかなえたいなら、そっちに向かえるように目指さないと、帽子飛んでくるかもしれない。