服装史ⅩⅥ
20世紀の服装
1910年代
アール・ヌーボーのシルエットは姿を消すと、技巧的な曲線もフリルもなく、コルセットも必要もない直線的なシルエットが好まれるようになりました。この時代にポール・ポワレ:Paul Poiret(1879-1944)が、20世紀初頭の画家や芸術家の新しい表現方法に刺激を受け、ストレートなラインと鮮やかな色を用いたデザインを生み出しました。ポワレの活動を助けたのがイラストレーターのポール・イリブ:Paul Iribeです。ポワレのデザインを顧客にみせるため、ポールのイラストが活躍しました。
ポール・イリブの他に、浮世絵の影響を強く受けたジョルジュ・ルパプ:Georges Lepape、バルビエ:Georges Barbierなど才能あるイラストレーターが登場していきました。
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