『なぜ勉強しなきゃいけないの?』
いま息子は生後5ヶ月ですが、将来聞かれた時のために自分の考えを整理しておこうと思います。
なぜ勉強しなきゃいけないのか。
私が思う理由は3つあります。
1.多角的にみる
それは物事を色んな角度から見れるようになるためです。
例えばここに1杯の麦茶があります。
算数的に言えば『200mlの麦茶』。
国語的に言えば『テーブルの上にはコップに入った麦茶がポツンと置かれている』。
社会科的に言えば『中国製のコップに入った愛知県産の麦茶』。
このように、同じものでも色んな表現で表すことができます。
事実は1つでも色んな角度から見れば解釈は無数にあるのです。
例えばエジソンは、実験に失敗したときも『この方法ではできないということが分かった』と言いました。
色んな見方、捉え方ができれば『失敗した、もう終わりだ』じゃなくて『これは違うんだな、他の方法を試してみよう』と次のステップに、前に進めるのです。
2.過程
知識の内容ではなく、勉強する過程が将来役に立ちます。
例えば理科の実験は、こうなるんじゃないかな?と『仮説』を立て、実際に実験して『検証』する。
この『仮説を立てて検証する』ことは、社会に出たらどんな職種でも役に立つ能力です。
ただ理科の内容を『覚えればいいんでしょ?』と暗記してもこの能力は身に付きません。
勉強の仕方が大切だと思います。
また、自分に合った勉強法を見つけておくことも大切です。
同じ事を覚えるにしても、声に出して読む、書く、単語帳など、人それぞれに効率よく覚えられる『自分に合ったやり方』があります。
でもこれって試しにやってみないとどれが自分に合ってるか分かりませんよね。
だから学生のうちに色々試して効率よく勉強できる方法を見つけておくのです。
社会に出たら、勉強せざるを得ない場面が出てきます。
勉強が好きじゃなくても、手当をもらうために資格を取ったり…収入を増やすため、資産運用や節税など、生活のために勉強が必要な時が来るのです。
そうなったとき、『何から始めていいのか分からない』『どうすれば覚えられるのか分からない』では困りますよね。
だから、早いうちに訓練して自分に合った勉強法を見つけておくのです。
3.やりたいこと
勉強は嫌だし、面倒くさいし、できればやりたいことだけやっていたいですよね。
でも、純粋にやりたいことだけやるってかなり難しいです。
例えばネイルサロンを開く、パン屋を開く、youtuberになるにしても、必ず専門知識の習得が必要です。
youtubeなら動画の構成・編集などですね。
学校で習った知識がyoutubeチャンネル開設に役立つかと言われたらそれはNOですが、やりたいことをやるためにはやりたくないこともやらなければいけない、学校の勉強はそれを知るための訓練だと思います。
総括
子供に『なんで勉強しなきゃいけないの?』と聞かれたとき、間違っても『いい大学に行くため』『とにかく勉強しなさい』『そういうものだから』などと頭ごなしに言わないようにしたいです。
なるべく納得して勉強に取り組んでもらいたいからです。
また、大人だって勉強は嫌いなので、『勉強って、面倒くさいよね〜』と、まずは共感することも忘れないようにしたいと思います。