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平日お昼の繁華街に憂鬱の抜け道を想う

久しぶりに午前中から遊びに出かける休日を過ごした。
いつも遊ぶよりダラダラしたい気持ちに負けそうになるけれど、最近バイトがある日も増え、1日フリーの日も多くなくなってきたので今日こそはと支度した。

やることが決まってない日の繰り返しは、その中にいると焦りと自己嫌悪で鬱になっていたけど、なくなるとなると寂しくもある。
まぁ、なんてことは置いておいて、私の中では遊びもある程度体力が必要で疲れるものだという認識なので、次の日バイトなのに遊んでみるという決断は、刺激に弱々な今の自分にしては結構チャレンジングなことだ。

でもこれがまぁ一言で言うとよかった。
今更、という感じでもあるし、別に今までそう感じていた時期もあっただろ、という感じでもあるのだが、今の私にとって、仕事以外で積極的に外に出て動くことをよかったと感じられることはとてもポジティブな一歩に感じて嬉しい。

新しい景色を見ることやおいしいものを食べること、人混みの中で社会を人の温度を感じられることを幸せに感じられる自分が戻ってきたということは、何だか前向きな光や兆しを表しているようで。
そして労働だけが人生ではなくその先こそが人生なのだということを思い出させてくれて自然に労働意欲を湧かせてくれて。
お金より趣味よりとにかく休む時間が寝る時間がほしいのだと思っていたフェーズから移行した気がして。
こんなことたちが全部嬉しい、火曜日お昼の繁華街だった。

こんなことを順序立てて腑に落としていかなくたってやっている人はたくさんいると思う。
シンプルに言えば自分の好きなこと楽しいことのために働き、働いた対価にご褒美に人生を楽しむ時間を過ごす。
大人はこういうことを上手にやって生き抜いているんだろう。自分の機嫌は自分で取るんだ。

私は、頭では分かっていることを身体に落とし込むには実感を必要とするタイプなので一歩ずつだけど、今日は少し人生を諦めない人間でいられた気がする。


                   

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