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過去と未来と現在~男闘呼組とBTSと兵役

「あの柿、もうずいぶん色がついてるけどいつ採るのかしら?」
「美味しそうね…」
「早く採らないとカラスに食べられちゃうわよ」
「どうせ渋柿なんでしょ?」
「干し柿にすれば美味しいのに…」
「種、あるかしら?」
「どうかしら…」
「でもずいぶん色がついてるからもう採ってもいいわよね」


そんな会話のループ。
私の職場のデイサービスでの利用者さんたちとの会話です。

認知症の方との会話は同じことの繰り返しなんですけど、
私はけっこう楽しんでます。

時々フェイクを入れて
「あれ実はミカンじゃないですか?」
とか言ってみると、
「そうね、ミカンね。いつ採るのかしら?」
「どうせ酸っぱいわよ」
と、何だかんだで会話はつながっていきます🤣



何が言いたいかというと、


まさに私の頭の中は今、こんな感じなんですヨッ😫


話したいことはある。
でもあっちこっちに散らばっていて、どうにもまとまらないのです😢


この一週間、noteを書いては消し、書いては消しを繰り返していました。


なので一旦、箇条書きにしてみたいと思います。


1,BTS<Yet To Come>in BUSAN 終わってしまいましたね。

2,Run BTSのパフォーマンスがめっちゃすごかった話

3,だけどWeverseパンクしちゃってほとんどちゃんと見れてないんですよ😭

4,だけど翌日の男闘呼組のライブでめっちゃ元気出た話

5,活動休止から約30年後の男闘呼組ライブから、未来のBTSに思いを馳せた件

6,BTSの兵役について、具体的な発表があった件

7,男闘呼組の30年に比べれば、3年なんてあっという間じゃん

8,でもそれは、彼らが武器を取り、「戦争」と共にある3年なんだよな…

9,「いってらっしゃい、待ってるよ」という言葉を全然言いたくない気持ち

10,考えてみたらセブチもトゥバもエナプも、韓国人はみんな行くんだな、兵役。



と、ざっと箇条書きしてみたんですが。
本当にグチャグチャです😅


ぐちゃぐちゃでも、私の中にたまってしまった思いや言葉たちを、
とにかく体から放出するだけのnoteです。


お時間に余裕のある方はお付き合いいただければと思います…



だから、まずは気分の上がることから!

30年ぶりの男闘呼組が、めっちゃステキだった件

男闘呼組1988 2022.10.15~16

男闘呼組の29年ぶりの再集結で過去と未来に思いを馳せたnoteはこちら

ライブの前に、当時共に男闘呼組を追いかけていた友人との12年ぶりの再会できたことが、とにかく嬉しかった。
顔を見たとたん涙が出た。
私たち、お互いそれぞれの場所で頑張ったね。
男闘呼組のこと、当時の思い出、お互いの近況…ちょっと泊りがけでもないと終わらないよね!というくらい話が止まらなかった😅

会場の東京ガーデンシアターには、私たちと同世代の女性はもちろん、同世代のおじさんも、若い男の子も女の子もたくさんいた。
そして私よりもっともっと年上のファンの方々もいたし、杖をついている人も、中には車イスのおばあちゃまもいた。

そうだよな。20年後くらいにBTSのコンサートがあったとして、私が行くとしたらこんな感じなんだなぁ…。


体を鍛えないと!


久しぶりの男闘呼組は、みんなとてもステキなおじさんだった。
そんでもって、当時よりずっとずっと歌も演奏も上達していた。


私の推しメン高橋和也くんは、相変わらず熱い男だった。
めっちゃ嬉しそうにはしゃいでいて、
「俺ら、この年でもこうやってロックやってんだぜ!」
と、今となっては若干古めかしい言葉遣いが和也らしかった。



岡本健一くんは、王子様だった。
たぶん近くで見たら少しはシワとかあるんだろうけどさ、スタイルも美しさも当時と変わらない。歌い方も。
右足のクセ🤣あっちゃこっちゃ動き回るところも。
和也の汗を拭いてくれてありがとう!



成田昭次くん、会場の全員が温かい拍手と声援を送った。
一度芸能界を去っていた彼が、またこうして男闘呼組として歌ってくれること、
はにかんだ笑顔やハスキーな歌声が当時と変わらない、いや、もっともっと魅力を増していたこと、
過去に決して見せることのなかった涙、そして投げキッス😍
全てがありがたかった。

特に『MIDNIGHT TRAIN』の最後の部分「愛してる…」、昭次にしか歌えないし昭次の声でしか聴きたくない。
会場のキャーでもない、ほわぁ…でもない、ハートのため息はきっとあなたに届いたよね。



前田耕陽くんは、しっかりビジュアルを仕上げてきた。
幸せ太りした体を絞って、精悍な印象。
そしてすっかり忘れていたが、彼はリーダーだった😅
「当時はいつも後ろからみんなを見てて、何かやらかすんじゃないかとハラハラしていたけど、今日は安心して見れる。すごくいい眺めだよ。」

そうか、耕陽がチームを支えていたんだな。今なら理解できる。

アイドルなんてクソくらえ!俺たちはROCKがしてーんだよ!っていう、やんちゃなメンバーの中に、ザ・アイドルな可愛いビジュアルの耕陽がポツンと放り込まれている印象だったのよ、当時。

この子は本当に男闘呼組に居たいのかな?別の路線でもいけたろうに…って。

でも、ちゃんとリーダーで、朝一番に起きてみんなをしっかり管理して。
ふざけすぎるメンバーを「ちゃんとしな」って諫めることのできる子で。

山賊みたいなメンバー(言い方😅)が耕陽の言う事聞くの、なんでかなぁって疑問だったけど、今ならわかる。

耕陽が音楽に真摯な子だったから。

男闘呼組は、音楽が好きで、音楽に一途で、音楽でつながっているチームだったからだ。とりわけROCKに。

なんでもBTSに例えて申し訳ないんですが、
前田耕陽は、BTSでいうところのジンくんですね!(ドヤァ)



当時と同じポーズで…(昭次くんのインスタより)


「29年間、待っていてくれてありがとう」

ライブの間、何度も聞いたこの言葉。
こっちがありがとうだよッ😭

それにしても30年という月日は、決して短くない。
その間、私や友人、男闘呼組もそれぞれの人生をそれなりに必死に頑張って来たんだと思うと感慨深い。


「僕と同世代の、年配のみなさん、これからも一緒に長生きしましょう」

そんな岡本健一くんの最後のコメントに、「年配~?😑💢」と会場が若干どよめいたけど😅
確かに同い年の岡本くんが自分を年配というなら、そうなのかもな。


30年かぁ………

え、待って?
BTSまだ生まれてないじゃん😱


おっそろしい現実…


で、ここで思い出したんですよね。
釜山コンサートでのシュガさんの言葉を。


「10年後も、20年後も、30年後もずっとこの場所にいると思います」


シュガさんがそう言ってくれるなら、きっとそうなんだと思う。
彼らがBTSでいてくれる限り、私たちはずっとアーミーなのだから。


だって30年ぶりに会った男闘呼組は、昔と変わらず、いっそ前よりずっとカッコよかったし。
約30年の空白期間があったからだろうけど、ライブの間は私も20代の頃にタイムスリップしていた感じだった。

でもBTSがこれから10年も20年も30年もずっと活動を続けてくれるならば、岡本くんが言ったように「一緒に年をとっていく」こともできるはずだ。


体を鍛えないと!(2回目🤣)



以上、男闘呼組復活ライブとBTS釜山コンサートで過去と未来を行き来したら、とっても幸せな気持ちになったというお話でした😊



翌日、前の日の余韻で仕事中もニヤニヤが止まらないシアワセな一日。
業務ももうすぐ終わり…という頃…

とうとう、こんなお知らせが来ました。


BTSの兵役履行および今後の活動計画について


わかっていました。
発表されるとしたら釜山コンサートの後だろうな、と。

まずはジンくんから。
その後他のメンバーも順次兵役を履行する、そして2025年あたりにはグループ活動を7名で再開する予定であるということ。


を?


2025年までって、あと3年か。


男闘呼組の30年に比べたら、3年なんてあっという間じゃね?


その時は、そんな風に能天気に思ったんですよね。
おばさんの3年なんてさ、瞬きくらい短いよ。

なんてな。



だけど何だろう?この…

じわじわと湧いてくるモヤモヤとした気持ち…



怒りでもない、悲しみでもない、どうにも整理しきれない感情。



入隊中会えないことは、仕方がない。
会えない時間が愛育てるのさ…

今さら徴兵制度に日本のおばちゃんが何か声を上げたとて、どうしようもない。

何より本人たちが国の定めに従うというのだから。



第一次韓流ブームの頃、今から20年近く前かな?韓流スターが入隊する時のニュースをよく目にした。
日本からわざわざ渡韓してウォンビンに泣きながらお別れを叫ぶおば様たち。

決まりだからしょうがないじゃん。
ファンが泣いたってなんの意味もないじゃん。

そう思っていた。


東方神起ペンの同僚Tさんは言った。

「チャンミンは兵役から帰ってきてから、人格が変わった。すごくいい人になった。より大好きになった」


コロナ禍でハマったドラマ「トッケビ」にドクファ役で出演していたユク・ソンジェくんが、BTOBというボーイズグループに所属するアイドルだと知り、調べてみたら入隊中とわかった。

なるほど、みんな行くんだよな。兵役。

こないだ帰ってきた時は、メンバーとメロディー(BTOBのファン名)で盛大にお祝いしていたなぁ…



完ッ全に他人事だったわ😫




あたしゃ本当に、何も見えてなかった。



バンタンが兵役に就く。


ジンくんが銃を持つ。
やっと怪我が治った手で、銃を持つ。
ゲームじゃない。
実弾を放つ。


シュガさんが手榴弾の栓を抜く。
東京のホテルで「戦場のメリークリスマス」をピアノで奏でた指で、手榴弾の栓を抜く。


優しいテテが、ホビさんが、ジミンちゃんが、誰かと殴り合う。


はっきりいって私は、こんなことを想像し始めたらもう、苦しくて仕方がない。


いっそナムさんに国防を担わせたいとか、
グクは軍から本気のオファーを受けるだろうとか、


冗談じゃない。


もしかしたら、
スーパースターで芸能人の彼らが、韓国人の男性なら誰もが経験する兵役を通じて、一般人としてのかけがえのない時間を送ることが出来るチャンスでもあるかもしれない。


もしかしたら、
その経験が、すばらしい歌を作る素になるかもしれない。


でももしかしたら、
ダンスのために作り上げた筋肉が、戦争のための筋肉に作り替えられてしまうかもしれない。


そんなの、K-POPのファンをしている人たち、ずっと前からアーミーの人たちにしてみたら、今さら何いってんの?って思われるかもしれない。



そうだ。
今さら知ったのだ。


Dynamite新規の私には想像もつかなかったよ。


戦争ってこんなに苦しくて、こんなに身近な事だったんだと。





「BTS、人気あるわねぇ」

「そういえばBTS、兵役いくんですってね!」

「あれなの?2年くらい行くんでしょ?」

「たった2年よね、53才も55才もたいして変わらないもんね!アハハ」

「それBTSじゃなくてセブチじゃないですか?」

「そうね、セブチね。」

「もうすぐ兵役行くんでしょ?」

「たった2年よ」

「あれでしょ?韓国のアイドル?」

「BTS でしょ?」

「そう、BTS」

「そういえば、兵役行くんですってね」

「あれでしょ?韓国のアイドル?」

「そうそう、TXT」

「ちがうわよ、ENHYPEN でしょ?」

「あーそうだったかしら…」



「あら、何の話してたっけ?」



「ホラ、あの柿、ずいぶん色がついたわね」

「あの柿、いつ取るのかしら?」

「どうせ渋柿よ」




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