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「ダーリンは中国人」
「じゃあ、ダーリンに中国語教えてもらえば良いじゃん」
もう、何人に言われたかわからない。
もう、声を大にして言いたい。
「しゃべれる」は「教えられる」じゃなーーーーーい!
日本語を喋れるからって、日本語が教えられるわけではない。
「ゼロイチで語学を教える」と言うのは、極めて高い技術が必要だと思う。
本格的に中国語を学び始めて3ヶ月、心底実感している。
大きな理由は2つある。
・教材:語学には、喋れても知らない文法などのルールが膨大にある。何をどういう順序で教えるかがとても重要だ。
・モチベーション:短期間で習得できる量ではない。長期的にやる気を維持し、成果を実感できなければ、続かない。
一緒に住んでいるから、口伝えで教えれば喋れるようになる、なんて訳はない。
日本の家庭に育っても、国語の授業は必要なのだ。
だから、中国語を習得するために、オンラインレッスンを受けたり、教材を買ったりして、学んでいるのだ。
とはいえ、中国語ネイティブのダーリンと暮らしていることの恩恵は、存分に受けている。
細かい発音の修正は、オンラインレッスンの弱点だと思う。
そこは、とてもうまくカバーしてもらっている。
中国は広く、地域による発音の違いや、表現の違いがあるので、そういった特色も教えてもらえる。
ダーリンは、北部の出身で、そこは独特の巻き舌表現や、方言がある地域。
私の中国語習得目的は、そこの両親や親族とコミュニケーションをとることなので、「標準語ではそうかも知れないけど、北部ではそういう時、こういう言い方をするよ」という情報は、最強なのである。
予習での作文チェックや、復習での発音練習にも、存分にお付き合いいただいている。
谢谢ダーリン。
昨夜は、
「 “爪切り” どこにある?」
と聞かれたので、爪切りのある場所を伝えたうえで、「中国語で “爪切り” は何て言うの?」と聞いたのに、スルーされて教えてもらえなかった。
ナンテコッタ。
私は、爪切りは「 “指甲刀” (zhǐ jiǎ dāo)」と言うのだということを自分で調べた上で、
その後しばらくは、何を話しかけられても、
「 “指甲刀” (zhǐ jiǎ dāo)」
と答え続ける、という仕返しに打って出た。
そう、今3歳児くらいなので、覚えたばかりのことを延々と繰り返すのが、楽しくて仕方ないのだ。
語学学習者を育てるというのは、本当に大変なのだ。
ダーリンも大変である。
谢谢ダーリン。