母親にホンネをぶつけながら、ホントの自分の醜態を目の当たりにした。逃げてると思っていたのは母親ではなくて、自分自身だった。そして、妹を恨んでいたままだった。
妹は死んだ。
妹が亡くなってから、家族は追い討ちをかけてバラバラになった。
亡くなった妹は〝かわいそう〟で、こんなに苦しんでいるわたしは、〝大丈夫〟。
生きているのだから、大丈夫なんだ。
苦しい、辛いなんて思っちゃいけない。
そんな勝手な枠にはめ込んで、自分自身の苦しみにも気が付かずにいた。
正直、私も死にたかった。ずっと。
苦しい家庭環境に耐えかねていた。
苦しかった。
生きる希望なんて、持てなかった。
でも、死ねなかった。
〝おりこうさん〟な私。
聞き分けがよくて、頼りになって、強くて、どんな事があっても、大丈夫!!
そんな、私はどこにもない。
ホントの自分ではない。
でも、妹は死んだ。
私は、頼れる姉として自負していた。
小さな頃から、そうだった。
だって、妹が頼れるのは私だけだったから。
そう、思っていた。
でも、私は自分のことで精一杯だった。
子育てという、山場だった。
精一杯だった。
何も力になれなかった。
ごめん。
そんな不甲斐ない自分が辛かった。
認めたくなかった。
両親もおかしくなってるし。
自分までおかしくなるわけにはいかなかった。
精一杯だった。
でも、心のどこかで、死んで楽になってズルい。
なんで私が背負わなきゃならないんだろう。。。そう思ってた。
母親はずっと妹にこだわっていた。
寄り添えなかった。
重かった。
苦しくなった。
だから、距離をおきたかった。
距離を置かなければ、生きていけなかった。
私には、守るべき家族がいた。
家族を守る為には、自分の精神を安定させなければならなかった。
私は、この頃から、きっと、自律神経がおかしかったんだ。
きっと。
でも、気がつかなかった。
認めたくなかったのかもしれない。
〝ジブンハアタマガオカシイ〟
プライドだったのかもしれない。
母親へのトラウマかと思っていたけど、
ただの妹に対するヤキモチだったのかもしれない。
亡くなっもなお、母の愛情を独り占めしている。
私は、こんなに頑張っているのに!!
なんで私を見てくれないの!!!
そんな風にずっと、叫んでいたんだ。
気がつかなかったけど。
母の愛情が欲しかった。
妹にヤキモチをやいてるままだった。
そんな、ダサい私が、許せなかった(笑)
許せない方がダサい(笑)
私は、カッコよくいたいけど、
いられないダサい人間で、
人に逃げるな!って言うくせに、
ほんとはいちばん逃げていて、
人生に立ち向かってる!って思いたいだけで、
ぜーーーんぜん、立ち向かっていなかった。
受け止めるだけでいい。
そんな、クソダサい自分も。
甘ったれな自分も。
クソみたいな過去も、全て。
受け止めるだけでいい。
なーんだ、自分はすげーダサくてカッコ悪くて、弱い。
そう、思ったら、ちょっとスッキリした。
良いいみ?で、
もう、いいや!って。
もう、やーーめた!
おりこうさんな私、やーめた。
私は、わたし。
ダサくて、カッコ悪くて、甘ったれが、私。
それが、愛おしくなるまでにはもう少し時間いるかもだけど。
それでいい。
じゃあね、今までのわたし。
髪、切りに行こうっと♪