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【漫画感想】父娘ぐらし それから

 ギャグ漫画家が、このプラットフォームnoteにて連載していたエッセイ漫画の続巻。前の巻から結構久しぶり。

 まあ、noteで全部読めちゃうんで、紹介とかいらないかなとは思うけど、一応軽く書いておくと。55歳まであまり売れてなかったギャグ漫画家である渡辺電機(株)さんが、Twitter(現X)で知り合った関西在住2人の子持ちの女性と結婚し、そのうちの一人の子供(8歳)と東京で二人暮らしを始める、という話。
 前巻では、二人暮らしを始めてからの戸惑いとか、保護者になって学校対応とかがすごく大変とか、そういうエピソードが多かったわけだけど、2冊めではだんだん慣れてきて、慣れてきたなりの難しさとか、そういうのが出てきているよね。学校で変なやつに絡まれたりとか、子どもがうまく言うこときかないとかわがままだったりとか。描き下ろしが最初と最後についていて、巻末はカラー。描き下ろし部分はあんま言及する感じでもないけど。

 よく言われているけど、55歳まで独り身だった人が、いきなり赤の他人の子どもと暮らすのってすごく大変だよねとか、そういう変化に熱心に対応していて素晴らしいとか、そういうことを書かれている。色んなところでインタビューとかもされている。
 やっぱね、こういうのをみると、自分と比べちゃうよね。僕もこう見えて10年くらい人の親というものをやっているけれど、時間が経つにつれどんどん子育てというものが苦手になっていくのを感じている。最終回では、現代の時間軸で娘と会話しているシーンがあるけれど、いい関係を継続しているように見える。作者さんのXも見てるけど、偉いなあって率直に思うよ。
 でもそれって、本人がすごく頑張っているからなんだよね。なんかもう僕は、頑張るのを諦めているところがある。やっぱ去年のメンタル異常がよくなかった。まあそれはそれとして。
 3人の子どもを育てて、これからもっとお金がかかってくるところだろうから、ぜひ売れてほしい、と人のことながら思ってしまう。内容も素直に良いのでね。

 連載の最終回はこちら。

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榛名/haruna
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