リマスター版「Never 7」「Ever 17」，Switch/PS4/PC向けに2025年3月6日に発売。
懐かしいなあ。Ever17。
Ever17は名作だったね。
最近、なんかの記事か動画かで、「その後のアドベンチャーゲーム全体に大きな影響を与えた」と書かれていたのを見たEver17だが、あの作品自体はとても素晴らしいものだが、他に影響を与えたかというとそうでもないかな、という気はする。
Ever17というのは、どういう話かというと、海底のテーマパーク「LeMU」で起こる事故にまつわる話。海底にあるテーマパークだけあって、事故が起こると大惨事になる。閉じ込められると救助が絶望的になるし、脱出も困難だ。そういう状況下で、いろんなドラマが起こる。
「青年」ルートと「少年」ルートに大きく別れていて、途中で分岐するシステムになっている。でも青年ルートと少年ルートでは登場する人物が一部違ったり、出来事もちょっとずつ違ったりする。
そんな中で恋愛的な話が進むルートもあれば、そうでないルートもあったり。で、個別ルートが終わると、トゥルーエンドというか、最終的にはいろんな伏線がまるっと回収されるという流れ。
この作品の何がすごいか、を語るにあたっては、ネタバレを避けることがとても難しい。勧めるとしても、とにかくやってくれとしか言いようがない。こういう点がすごいんだ、といった時点で終わりである。まあそうだなあ……メタフィクション的なものが好きな人はハマる可能性が高いね。
僕は発売当時、PS2で遊びました。当時はPCのゲームばっかりやっていたんだけど、これはやっておけと当時の偉い人から言われたので。で、やってみたらやっぱり正解でしたね。これはやっておくべきゲームだった。ただそれは当時の評価であって、今どうなのか、というのは難しい問題である。時代性もあるし。物語としては、最終的にはすごいのだが、途中はかったるいところもあるし。インターフェースもいまいちだった。そのへん改善されてる可能性はあるが。
まあ、ギャルゲー史に残る名作ではあると思うのでね、これを機に、名前だけ知ってたけどやったことはない、という人が仮にいれば、やってもらうといいんじゃないですかね。シュタインズ・ゲートの人とかも影響受けてるらしいっすよ。
ところで、同じく発売されるNever7は実はやったことがない。それと、同じシリーズのRemember11についてもあまり知識がない。一度、15年くらい前かなあ、PCでそれらの詰め合わせパックが出たので、買ったことがあったんだが、ほとんど遊ばないままだったんだよね。単純に、面白くなかったから。好きな人には申し訳ないが。
でも、Ever17のシナリオライター打越鋼太郎さんはその後も素晴らしいゲームをたくさん出していて、例えば「9時間9人9つの扉」「善人シボウデス」のシリーズなどがそうなのだが、大変素晴らしい。物語とゲームのシステムを巧みに使った面白い作品を出している……と思う。応援している。トゥーキョーゲームスという会社を共同で起こして、いろんなゲームを作っているらしいのだが、あまり表には出てきていない。そのトゥーキョーゲームスが、僕好みのゲームを出していないから、かもしれないが。あまり惹かれるものがない。ダンガンロンパとかが好きな人がついて行っているイメージだね。
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