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昭和50年男 2025年1月号

 特集は「オレたちのRPGストーリー」。なので購入した。時々買っている。

 この雑誌は、昭和50年くらいに生まれた男性をメインターゲットとしていて、ノスタルジックだったり、当時流行っていたものを掘り起こしたり、インタビューしたりしている雑誌である。連載陣には高橋名人などもいるので、ゲーム好きにも向いている。

 公式サイトはこちら。

 Amazon Kindle Unlimitedにも入っているので、そのサービスを使っている人は是非読んでみよう。プラモデルの回や小室哲哉特集のときは買ったのだ。

 今月の特集は先述の通りRPGである。主にドラクエが多いかな。まあ、当たり前の話だ。昭和50年生まれといえば、ドラクエを直撃している世代である。あるいは、もうちょっと数年若い人かな、という気もするが。日本におけるドラクエの力は凄まじい。僕らが子供の頃の、遊びの王様はドラクエだった。それは間違いない。それに先日リメイクの3が出たばかりである。
 インタビューとしては、児嶋都さん(ドラクエ的には猫乃都さん)があったり、なぜかクラムボンのミトがいたり、先日MOTHER2の本を出したばかりの方がいたり、天外魔境のスタッフだったり、セガの広報だったり、結構幅広い。当然高橋名人もいる。若干ではあるがTRPGに触れられてもいる。あとパソコンゲームにも。ラプラスの魔って87年だったんだなあ。結構前だね。先日話題にしたファルコムのページもあった。

 いまでこそ、そんなに存在感がないRPGではあるが(それでも十分だけど)(ただしポケモンは除く)、ファミコン~スーパーファミコンの頃は、RPGが大流行していた。昭和50年生まれ付近の人にはすごく刺さったのだ。FFのハード動向がゲーム機の売上を左右していた。
 TRPGのことを書いたときにも言ったけど、RPGは想像力のゲームなのだ。昔のゲームは、制約があったから、想像力で補うしかなかった。それがRPGが流行った一つの理由でもあったと思う。みんなが想像力を働かせて、まるで自分が動いているかのように、没入することができた。ビジュアルはさして重要ではなかった……というわけでもなく、キャッチーなキャラが受けていたし、鳥山先生の功績は疑いようもない。
 あとは、時間をかければ誰でもエンディングに辿り着けるのもRPGの良さだった。アクションゲームやシューティングゲームはそうはいかない。レベルを上げたり、ダンジョンをマッピングしたりしていれば、いつしかクリアができる。当時はエンディングに辿り着くのも一苦労、みたいなゲームの中で、優しさがあった。それは堀井雄二さんの優しさのような気もするが。今ではスマホゲーがそれに取って代わった気はするね。時間をかければ誰でもクリアできる。いや、あまりスマホゲーを知らないが、僕が知っているスマホゲーはそんな感じだった。

 紙面には、主なRPGのリストが載っていて、僕も結構遊んでいる。メタルマックスとか、クロノ・トリガーとか。ロマサガとか。FFも6まではしっかり遊んでいるよ。

 他には、谷村有美の連載記事とか、島本須美さんのインタビューなどもあり、なかなか内容が良い。昭和50年生まれというと、僕の姉の世代で、僕からすると少し上なんだけど、それでも懐かしさを感じたり、子供の頃のことを思い出したりする。昔は良かったとか言うつもりもないが、昔にも良かったものはあった。

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榛名/haruna
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