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【漫画感想】異世界居酒屋「のぶ」(19)
なろう発、異世界料理漫画の名作のコミカライズ、もう19巻。長いなあ。
原作でいうと161話~170話の範囲が漫画になっている。
https://ncode.syosetu.com/n9773bj/
原作はこちら。
アイテーリア最高級の〈四翼の獅子〉亭というところで、ビッセリンク商会が大規模な晩餐会を開く話がメイン。そこに、のぶで働いているハンスが手伝いとして駆り出される。伝統ある47皿に加えて新しい料理をつくるという話。
原作に忠実なコミカライズだな、と思う。ドラマ化した人は反省してもろて。でも、原作よりも漫画にするにあたって細かい追加があったり、解釈が変わっていたりするところはある。例えば晩餐会の準備にシモンが味見で加わっていたりというところだね。原作では醤油を持ってきたのはハンスの自発的な行動だったが、漫画ではリュービクの指示で持ってきたことになっているとか。あと演出も少し濃くなっている。メガネの値段の話とかがそうだね。あと48皿目の位置づけも強調して描かれている。
まあでも、原作好きとしても問題なくストレスなく違和感なく楽しめる良コミカライズですよ。読みやすいし絵も良いし。原作に程よい味付けをしている。なので、そんなに細かい感想とか言いようがない。原作が好きな人はどうぞ、くらい。
原作は269話まで進んでいるので、まだまだコミカライズするにはストックがあるだろうが、原作的に一番盛り上がったのってこの19巻の範囲だったような気はする。ここからの盛り上げはまた難しい。
正直、「なろうの異世界物なんて」って思ってましたね、この作品を読むまでは。今はもうない新安城のイトーヨーカドーの本屋でたまたま1巻を見つけて買って読んだのはあたりだったね。いや実際なろうの異世界物にはそのくらいの良くない印象を持っていた。だんだん洗練されていった感はある。でももう今はそんなに異世界物が流行りでもないという話も聞く。なろうを網羅的に読んではいないのでよくわからないが、ノクターンではそういう感じではある。
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