インターホンの向こう側の話
仕事から帰宅する。インターホンのランプがついているのに気付いて、履歴を確認する。昼の12時前くらい、配達員ではない女性が一人で映っていた。きっと何かの勧誘や営業なのだろう、うちが留守なのを確かめると、もう一度インターホンを押すことはせず、去っていったようだ。
ふた月に一回くらいのペースで、このような履歴が残っている。彼(女)らは不在票のようなものを残したりすることはないので、一生誰だか分からない。不審な様子はないから困っているわけではないが、明らかに単身者用の住居へ、平日