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流れていく日々を、掴まえたい。
流れていく日々を掴まえたい。
掴まえて、大切に抱きしめていたい。
掴まえて、粘土のように操ってみたい。
あるいは、突き放して時々冷たくしてみたい。
私は、流れていく日々を
掴まえたい。
それでも日々は、
流れていく。
盗み聞きして、ごめんなさい。
私は誰かの話を盗み聞きするのが好きだ。
これだけ書くと、
人の話を盗み聞きするだけの「ただのヤバいやつ」みたいな印象がするが、
変に気を遣う相手と上っ面の会話をするよりかは、
全く知らない人たちの会話を盗み聞きして、なるほどなあと思ったり、
私だったらこう答えるなあ、なんて考える方が好きだ。
という話である。
「アートとビジネスは両極端な存在である。
アートは”刺さる人に刺さればいい”側面があるのに対して
ビジネスは”より多くの人に刺さる必要がある”という側面がある。」
という話をつい最近盗み聞きした。
私自身、今営業の研修をしていてついつい
「自分の売りたさ」が思考の先に来てしまうのだが、
「顧客ファースト」であることを意識するように指導をいただいたばかりだったので、
自社の、あるいは自分の美学を刺したがっていた私は、
まだアートからビジネスに移行できていないのかもしれないと
「なるほどなあ」とその時は思った。
しかし、どうも腑に落ちずにいた。
それは昔私がなりたかった、アイドルやアナウンサーという職業に
「アート」的側面を感じていたからかもしれない。
また会いたいと思う原理
盗み聞きしたときは、「両極端な存在である」という考え方は
新しい発見だったし、
その言葉を放った人は、
その時の会話の相手に、伝えたかった物事の「例え」の一つとして
この例えを使っていただろうから深い思惑はないと思う。
しかし、「両極端な存在である」ことが腑に落ちなかったのは、
アート(アーティスト)における
「刺さる人に刺さる人であること」は
確実にビジネスにも活きるのではないかと思ったからである。
「また会いたい」「一緒に働きたい」「この人にお願いしたい」といった
「人間的魅力」は社会生活において必ず役に立つ気がする。
且つ
そんな「また会いたい論」のヒントが
アートの一部に詰まっているように思うのである。
ライブハウスから紐解く、人間的魅力論
自分がライブハウスが好きであることに最近気がついた。
昨年、路上ライブや別のライブでみたアーティストやアカペラーの
音楽にまた触れたいと思い、今年に入ってからもう2回もライブハウスに足を運んでいる。
大きなホールでライブをするのが、
一つの夢であるアーティストは多いと思うが、
これまで、ホールライブをするアーティストのライブに対して
「また行きたい」と思った感覚が実はあまり芽生えなかったことに対して、
ライブハウスで聴いたアーティストに対しては
「また足を運ぼうかな」と思っている自分がいることに気がついたのだ。
ライブハウスは基本的に、お客さんとアーティストの距離が近い。
そのため
「お客さんのアーティストに対する独占欲を満たしやすい」
「アーティストの人間味を感じやすい」
といった特徴があると思う。
その一方でホール規模のライブになると
やけに「私以外にもこの人(このアーティスト)が好きな人なんていっぱいいるんだな」と思ったり、
遠くに米粒のように見えるアーティストなんてもはや神のような存在にも思えてきてしまうのである。
それで、きっと私は、うーんまあ生の音はやっぱりいいけど、
別に音楽アプリやライブ映像でもいいかなあ、あるいはもう1度ホールライブに行くなら別のアーティストのライブも見てみたいなあ、なんて思ってしまうのである。(本当に個人的見解なのでお許しください。)
その点、ライブハウスは相手の心を掴みやすいことに違いない。
これは、
有名な人が、ラジオやエッセイを出すと
急に親近感が湧いて好きになるのも同じような原理なのではないかと思う。
独占欲と人間味
これをビジネス社会で活かせるか、落としこんでみよう。
相手の独占欲を満たすためには、
「相手のことを知りたい」感を出したり、
「”あなたにしか”教えませんよ」「”あなただから”教えていますよ」感を出すのはどうだろうか。
人間味を出すためには、うーん、、まあなかなか難しいが、
「分からないことは分からない」と言ったり、愛嬌や素直さみたいなところだろうか。
アーティスト性を兼ね備えた、ビジネスマンになりたい。
盗み聞きから始まった個人的見解になってしまったが、
アーティスト性を兼ね備えた、
「推される」ビジネスマンになりたいなあと思うこの頃である。
別にビジネスマンにおいてでなくとも、人としての「影響力」や「存在感」においてアーティストには勉強になる部分がたくさんあると感じた。
余談
「アートとビジネス」という他人の会話から、
ビジネスマンをしての「在り方」みたいなものを考えてみました。
もうすぐ社会人1年目を迎える同士のみんな、頑張ろうなあああ。
3月に向けたサークルライブの練習や、
研修のロープレも大詰めを迎えてきて
いよいよ卒業という「終わり」が見える感覚を覚えている2月初旬です。
流れていく日々を一生懸命掴まえているつもりだけれど、、
上手く掴まえられているのか、、
激流に飲まれながら、溺れそうになりながら、
必死に息継ぎをしている毎日です。
「早く、上手に泳げるようになりたい。」
と一生思っていそう。