日本ワイン検定2級の筆記試験問題について(出題内容)
はじめに
2024年4月に日本ワイン検定2級の筆記試験を受験しました。
試験時間は60分、4択の選択式、
合格ラインは50点満点中7割の35点です。
私はギリギリの35点で合格でした…。
ヤマが外れて覚えていないところばかり出てきました…。
昔から地理や歴史が苦手なため、その辺りはほとんど覚えていませんでした。
1問ずつ噛み締めるようにゆっくり読んでも、時間的には余裕がありました。
見直しの2周目で確実に正解している問題を正の字でカウントしてみたところ自信があるのは24問…。
こんなに手応えのない試験は生まれて初めてだったかもしれません。
もうダメだと思い、今回不合格の場合は2回目は受けないと決めました。受験料も安くはないですし…。
こんな感じで劣等生的な合格でしたが、一応合格した者として、過去問もなく、世の中にあまり情報がない具体的な出題内容について、受験当日の様子等をまじえてお話ししたいと思います。
日本ワイン検定とは
日本ワイン検定2級とは
日本ワイン検定は1級から3級まであります。
2級合格者は認定手続きを行うことで「J.W.E.C.日本ワインアドバイザー」呼称の使用が許可されます。
2級を受けるには3級に合格する必要がありますが、以下の方は3級の受験が免除されます。
ワイナリー・日本ワイン用ブドウの生産者での勤務経験1年以上の者
ワイン販売業者(酒類の卸売・小売)または飲食店等日本ワインの販売に従事する業種への勤務経験2年以上の者
J.S.A.有資格者(ソムリエ・ワインエキスパート)
WSET有資格者(Level3以上)
私はワインエキスパートの資格を持っていたので最初から2級を受けることにいたしました。
学習方法
テキストとして日本ワイン検定公式テキスト『日本ワインの教科書』(柴田書店)を購入します。
3級・2級は全問、1級も大半の問題が、本テキストより出題されるとのこと。
とにもかくにもこの本を購入しないことには始まりません。
私は1年以上前に購入していましたが、諸般の事情によりなかなか読み進めることができず、購入から1年4ヶ月後にやっと一通り読み終わり、受験することにしました。
あまり時間が経つと、テキストが改訂されるかもしれないので、早めに覚悟を決めた方がいいと判断しました。
試験日の選択、会場の雰囲気
筆記試験はCBT(Computer Based Testing)、コンピューターを使ったオンライン試験です。
ソムリエやワインエキスパート試験もそうですが、毎回違う問題が出題されます。
会場や日時は、試験センターのサイトから希望日を検索して自分で設定します。
私は新宿の試験センターで受けました。センターでは他の試験、英検や漢検を受ける人たちもいらっしゃいました。
受付で身分証明書を見せて、荷物を指定されたロッカーに入れます。腕時計も外さなくてはいけません。
試験時間は十分余裕があり、見直し2回目を終えた段階でまだ20分ほど余っていましたが、これ以上考えても出てこないので終了ボタンを押しました。
合否結果はソムリエ・エキスパート試験の時のように画面には表示されず、自分のパソコンやスマホから、試験の申し込みをした時の管理システムを開いて確認します。
どうせ受かっていないだろう、と思いつつ試験センターのお手洗いで画面を開いたところ「合格」の文字が現れました。
完全に諦めていたので何かの間違いかと思いました。
試験問題(私の場合)
先にもお話ししましたが、CBTなのでそれぞれの受験者によって問題は変わります。
ただ、どんな出題傾向かはご理解いただけると思いますので、出題された全50問のうち私が記憶している問題、42問について記載いたします。
文言等は問題文と同じではありません。思い出した順番ですので出題順ではありません。
それでは、以下が私に出題された問題及び解答です。
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