ぼっちじゃない飯。「餃子」
自粛モードの週末。
何も予定を入れられず、読書や映画を楽しむ気にもなれず、ひたすら、こたつむり、、、
さすがにこのままじゃ、嫌な気分に包まれて月曜日を迎えてしまうことになる!!
誰とも会わず、しゃべらず。外は小雨。そんなちょっと人肌恋しい土曜日のよるごはんは、餃子に決めた。
せっかく時間があるので、皮から作る、もちもちのやつ。
以前、きょうの料理で紹介されていた按田餃子のレシピを参考に、
強力粉、お水、塩をまぜて生地を捏ねる。
あんは、鶏ひき肉にしょうが、ニンジン、白菜をみじん切り、五香紛とナンプラーでエスニックに。
8個作って、3個は茹で、5個は焼きにしていただこう。
あんを包みながら、いろんな風景を思い出す。
...
餃子といえば、実家では家族や親戚みんなで大量に包んで、餃子焼き専門家(自称)の叔父がおっきいホットプレートで大量に焼いてくれていたなあ。
たしかあの頃は、ひとり20個食べれるくらいの計算で作られていた。恐ろしい。でも白いご飯も進むものだから、結局20個も食べれなくて、次の日も食卓でこんにちは。
一人暮らしを始めた大学生のころは、なかよしのⅯちゃんが、たくさん餃子を包んで自転車で持ってきてくれたこともあったな。夜遅くに大量の餃子をママチャリのかごに乗せている女子大生、なかなかいない。彼女は今、元気かな。
社会人になってからだと、仕事帰り、先輩のおうちに集まって、同僚達とみんなで包んで焼いて食べた餃子も思い出深い。
残ったあんで巨大ハンバーグを焼くことになり、裏返すときに肉汁が飛び出してファイヤーが起こった事件もあったなあ(幸い火事にはならなかった)。
みんなで餃子をせっせと包むとなんだか一体感が生まれてきて会話がはずむ。
包む人によって形に個性がでるから、そこも、あーだこーだ言いあえて楽しい。
そして、餃子つくろ~餃子食べよ~ってなると、たいていの人間はテンションあがる。餃子は、ハッピーな食べ物である。
...
そんなことを考えながら、今日はひとり、餃子を包んでいただいた。
手作りの皮はもちろん、もちもちで、茹でるとつるん、焼くとカリっと。中身のあんは私好みの味に仕上がっていて、癒された。手作りはこれだから最高。やっぱり餃子は、ひとを幸せなきもちで包んでくれる。
今日も、ごちそうさまでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?