私が出逢った2匹の仔猫(2)
朝6時前。
ミャーミャー2匹のか細い鳴き声で起こされ、まず仔猫にミルクをあげる。
4月とはいえまだ明け方は肌寒く、仔猫達はヒーターのそばでじっと丸まっていた。
朝起きて顔も洗わず、起きてまず一番に誰かの為に何かをするって、考えたらこれまでなかった気がする。
仔猫を置いて仕事へ出掛けるのはかなり不安だったが仕方ない。
とはいえ、初日はもう仕事が手につかずうわの空。
定時きっかりに退社した後は電車に飛び乗り最寄り駅から自宅まで猛スピードで全力疾走。不安な気持ちを抱えながら部屋の