短歌を詠んでいる今を青春時代の私は知らない
青春時代=学生時代
この等式、日本人の共通認識的には成り立つんじゃないでしょうか。
青春はまだ終わってないと言えるのはアイドルくらいなもので、一般人である私は、とうに青春は過ぎ去ったと思っていました。
この等式に一石を投じた賞の存在を知ったのが、6月半ばくらい。
青春短歌甲子園
不勉強極まりない私は、この賞を知るまで短歌レーベル「眠れる川」を知らなかったし、申し訳ないことに代表の君野シリウスさんの事も存じ上げませんでした。スミマセン
私が短歌に興味を持って、三十一文字で作文を始めたのが、2019年の春先頃。
大学を出て、社会人になり、二年目を終えようとしていた頃でした。
南 美桜のアカウントを作ったのが、その年の秋。
青春なんてとうに過ぎた(と思っていた)頃に創作を始めた訳でございます。
そこに、青春はまだ終わってねえ!と高らかに叫んでいる賞を見つけて、お邪魔してみた。
そうしたら、たくさんの歌のなかに私の歌をひとつ選んでくださって、丁寧に評まで書いていただいた。
校則を守るスカート二度折って膝が見えたら私の時間 / 南 美桜
びっくりしました。短歌一年生の歌を、こんなに丁寧に評してもらえるものなのかと。
それから、嬉しかったんです。
創作に学生時代を捧げていなくて、真面目な勤め人にもなれなくて、結局校則を守らなくなった私をも許されたような気がして。
【選評】第1回青春短歌甲子園
https://note.com/seisyun_tanka/n/n0c9694f7c3ea
※他の方の歌と、評はこちらでご覧いただけます(有料記事ですが)
自分で言うのもなんですが、割と真面目ちゃんだったんですよ。黒髪ポニテの膝丈スカートでした。今引きこもりだけど。
ついでに言っとくと、高一から理系クラスだったんですよ。数Ⅲ(C)・物化選択でした。今文芸畑に浸ってるけど。
しかも、高校・大学と続けて生徒会役員で、行事は運営側だったんですよ。本部テントに缶詰でした。今無職だけど。
そういう青春も楽しかったし、大好きでした。
戻ってやり直したいなとは思ってはいなくて、でも他の選択肢も選べたら違う世界にいられただろうなとも思っていました。
そこに、青春短歌甲子園さんができた。
戻らなくても青春できるぞという場をくださった事に、心より感謝申し上げます。
真面目だった理系女が十年越しに、気侭な暮らし送るニートになって、文芸畑で青春を謳歌してやりましょう。
最後に
第2回のランキングが決定したとのツイートを既に拝見しており、決して賄賂のようなものを支度しようと筆をとったわけではございません
ということはしっかり主張しておきます。
おわり
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