スタートアップの悩みについて考える
弊社では業務の一環としてOKRを導入し、各社員が3ヶ月単位で1つのObjective(目標)に向かって提案と行動を繰り返してトレーニングや成長を実感することを大きな目的としています。
弊社で設定しているObjectiveを達成するために
スタートアップの悩みを300個以上集め、分析してネット上に公開する。
というKR(主な結果)があり、今回はその取り組みについての話と途中経過を発表していきます!
0.はじめに
弊社が現在設定しているObjectiveは12月までの3ヶ月間で
"UpBoost"と"SystemSeed"を使ってスタートアップから仕事をGETする会社になるという内容です。
※UpBoost
=弊社が提供しているキュレーションサービス
※SystemSeed(開発中)
=どこよりも早くスマートフォンアプリを世の中に提供するサービス
最終的な目標はスタートアップから仕事をGETすることでスタートアップがどんな悩みを抱えるのか?その悩みを我々がどのように解消できるのか?と考え、スタートアップの悩みを300個集め傾向と対策を分析して、アプローチをかけることでObjectiveが達成できるのではないかという仮説のもと、全社員一丸となって取り組んでいます。
1.準備
前提として我々がターゲットにするスタートアップは、
スマートフォンアプリやwebサービスの開発を中心とした「短期間の成長を目的として新しいものを作って売る企業」です。
その前提の元、現在12名いる社員を対象に、「スタートアップ企業や人と繋がりがある人はいるのか?」とアンケートしてみたところ、ほぼ0名でした。
そのため、まずはスタートアップと知り合うことを目標にイベントやSNSでコンタクトを取り始めました。
10月に参加したイベントは9つに参加し、他の業務と調整してできる限り参加して悩みを集めてきました。
そんな中僕が裏側でやっていたこととして
SNSやスタートアップについてのまとめ記事を使って、情報収集を行なっていました。
(とても参考にさせていただいたnote)
https://note.mu/komatsu0105/n/ned15c51774a7
ある程度情報を集めていると、だんだんと薄ぼんやりしていたスタートアップの悩みの傾向が見えてきました。
スタートアップが抱える悩みで最も多かったのは「人」に関することで、採用だったり、ビジネスパートナーとの繋がりを見つけることが最も問題になっているようでした。
僕はビジネスの基本である「人、物、金」で考えた時に、お金の部分で困るスタートアップが多いかなと感じていたのですが、意外とお金は手順を踏んで借りることでなんとかなることが多く、起業やサービスの立ち上げの際にはそこまで悩みとしては優先度が高くないそうです。それよりも企業やサービスに対して協力をしてくれる人を探すことの方が大変で、その手法も手段もほぼない、もしくは見えていないため陥りやすい悩みとのことでした。
↑Twitterアンケートの結果↑
2.集まった悩み
10月の頭から実施をしていたこのKRも約1ヶ月が経ち、実施メンバーも「スタートアップとはなにか?」「どんな悩みを抱えやすいのか?」分かりました。悩みの内容を振り返りながら、どのぐらい集まったのか発表したいと思います。
10/30 13:00の段階で
22個の悩みが集まりました!!
悩みの内容は上記の通りで、リソースや運営に関することが多く集まりました。
悩みを集める前に収集した情報通り、全体的に人に関する情報が多く収集できました。弊社でも自社サービスのリソース不足、会話や報告のコストなど抱える悩みや課題は多いです。
3.11月に向けて
今回約1ヶ月実施してみて様々な反省点が見えてきました。
・スタートアップに会えそうなイベントが少ない。
・「スタートアップ」の定義が合わないまま進んでいた。
・月の目標数などを細かく決めていなかったので、進捗がよくなかった。
ここに書いた内容以外にも、チームとしての改善点は多く出ています。ですが、この1ヶ月全力で協力してくれたチームメンバーのおかげで22個の悩みとスタートアップの人たちと知り合えたことは大きな成果だと思うので、11月からは自分たちがスタートアップと交流、または悩みを集めるように場所や情報を提供できるようにしていきたいと考えています。
施策①:自社のコミュニティをスタートアップが集まる場所にする
弊社では毎週土曜日にTUBという勉強会を開催しています。Tokyo Uppers Boostの略でエンジニアやデザイナーの交流をしつつ、勉強ができる場を提供しています。
↑直近で開催されるイベント↑
これをエンジニア、デザイナーに加え、スタートアップを追加し一緒に悩みや勉強したいことを共有できる場所にしたいと考えています。
11月はスタートアップをテーマにイベント企画中ですので、ぜひ興味のある方はご参加ください!
施策②:UpBoostをスタートアップ向けのキュレーションサイトにする
現在のUpBoostはエンジニアとデザイナー向けの情報をまとめたキュレーションサービスとなっています。
今後Design Sprintを使用して、よりスタートアップの向けのサービスとして更新をして悩みを解消できるようにと考えています。
4.まとめ
こんちゃ!みちこです!
10月末の段階でスタートアップから22個の悩みを集めることができました!ありがとうございました!
今後も弊社ではOKRを実施していきますので何かお悩みやお仕事等がありましたらお気軽に私のDMまでご連絡ください!
株式会社マンハッタンコード
※この記事は2019/11/02に投稿されたもの修正したものです