手ぶらで行って手ぶらで帰る旅行
はじめに
私は海が好きなので、
日本の離島や海外を転々として、2020年に
東京から1000km離れた離島
小笠原諸島父島に移住しました。
毎度キャリーバッグには、シュノーケルのフィン、マスク、服、コテ、美容グッズなど大荷物を
パッキングし運ぶ、飛行機で旅行する場合は、空港で預けて、到着すると預けた荷物が流れてくるのを待つ、移動中は自由に身動きがとれないし、
迷惑をかけないように気を使います、
楽しい旅のはずなのに
思い出しただけで疲れてしまうような
移動をするのに一苦労でした。
父島に移住して行き来が身軽になってから
荷物を持つことで膨大なエネルギーと時間を消費していたことに気付きました。
どうしたら荷物を持たずに、
無駄な物を家にも増やさずに困らないか、
それは現地で借りることでカバーする事が挙げられます。
「クオッタ」は貸は人と借りる人を繋ぐアプリの一つです。
私は持ち運ぶのが大変なフィンなどを貸し出しています。
ドライヤー、服、コテなどは、1日100円で貸し出されていて
レンタル料が飛行機などに追加の預け荷物、
配送にかかる送料より安くなります。
世界のシェアリング事情
アメリカ、オーストラリアでは既にUberの相乗りや、Airbnb、電動キックボードBirdなどが当たり前に利用されています。
農作物を育てたくても庭や農園を持たない人と休耕地を結ぶシェアードアース[Shared Earth]
には、
2010年1月の立ち上げからの三ヶ月で、
延べ2500万平方フィードの土地が登録されたり、
シェアリングの企業の多くは既に黒字か、
成長への収益モデルがあります。
シェアリングビジネスは「共有経済」と訳され、空間、モノ、移動、スキル、お金などをみんなで分け合うという考え方から生まれたビジネスのこと。
この時代に何をどうシェアするか
コミュニティ、通貨、コワーキングスペース
デザイン、思考、娯楽
5段階欲求(生理的、安全、帰属、承認、自己実現)の4つを満たす事
時間、労力、体験、感想
それぞれにあります。
全く新しいシステムではなく、
昔ながらの共有、物々交換、貸し出し、売買、借り入れ、贈与、そしてスワップは、テクノロジーとP2Pのコミュニティをとおして新しい形に生まれ変わりました。
SDGs
地球の資源は限られているのだから、
環境保全のために次にやるべき事は
物を買わないでシェアすること。
サステナブル(持続可能)な仕組みは、より大きなインパクトをもたらすという結果が出ています。
普遍的な目標として「誰も置き去りにしない」という約束を掲げています。先進国と途上国、そして企業と私たち個人がともに手をとって目標達成のために努力をしていかないことには、貧困の解消や格差の是正といった深刻な問題は解決できません。
私たち一人ひとりにもできることは数多くあります。
2030年の世界を変え、
その先の未来に引き継いでいくためには、
SDGsを特別なものとしてではなく、
「自分ごと」として捉え、
それぞれの活動、生活の中に浸透させていくことが大切です。
家の中の化石を再生させる
使ってないけど捨てられない物
タンスで眠っている釣竿、服、カメラに価値をつけることができます。
ミニマリズム
ミニマリズムとは自分が心地よくいられる物や事に注力するために、日々の生活をシンプルにしようとする考え方です。
これらには、物を減らし、自給自足を目指し、すでに手にしているものに満足することが含まれています。
人々がミニマリズムをライフスタイルに取り入れる理由はそれぞれ色々あると思いますが、
一つは、より良い仕事と生活のバランスを作り出し、家族やパートナーなど自分の大切な人たちと質の高い時間を過ごすことかもしれません。
または、経済的な縛りから開放されて、ストレスを減らすためかもしれません。
または、消費型のライフスタイルに見切りをつけ、できるだけ気持ちの良い生活を送るためかもしれません。
旅行のハードル
シェアリングの魅力は所有ではない分、
価格が安く抑えられるようになり
頻繁に旅行の機会を作れることで今まででは考えられない予算で旅が楽しめる。
消費者が、文化に深く根を下ろした所有へのこだわりを変えるためには、シェアが所有よりも便利で、安全で割安になることが必要ですが、
既に数年前の常識が変わり意識で繋がっているのが物質世界に反映されつつあるのではないでしょうか。
そして手ぶらで来て、手ぶらで帰る
風のような自由な旅行は実現します。
いつも私のものは、あなたたちのものです。