[202406,07]解析力学・量子コンピュータ・圏論の新刊書の備忘録
目に入ったのでピックアップ。
渡辺悠樹『解析力学: 基礎の基礎から発展的なトピックまで』共立出版,2024/7/11
渡辺悠樹さんは東京大学大学院工学系研究科物理工学に所属されています。既存の書籍にない新しい内容が含まれています。
「類書にはあまり見られない内容として、スピンの取り扱い、自発的対称性の破れについての議論、ラグランジアンの存在についてのヘルムホルツ条件の導出や、中心力下の運動についてのベルトラン定理の証明なども盛り込んだ。」
渡辺悠樹さんは下記の本も書かれています。
『量子情報科学入門 第2版』共立出版,2024/6/5
著者は石坂智,小川朋宏,河内亮周,木村元,林正人(敬称略)
量子コンピュータといえばニールセン&ヤン『量子コンピュータと量子通信』が有名ですが、3分冊で原書2000年の出版、さすがに古典ともいえなくない。こちらは一冊で400頁、説明にある通り「主要テーマを網羅」されています。
浅芝秀人『グラフ表現で可視化する圏論』共立出版,2024/7/3
クック『圏論的量子力学入門』、Heunen&Vicary『圏論的量子力学』、また中平健治『図式と操作的確率論による量子論』のように、グラフで書いて解く量子論が生まれています。
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