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上京と滞在編① 日記 10/1(火)〜10/4(金)
10/1(火)
高知の端っこ、四万十市中村から、東京へ向かう。
いつもは上京と帰郷の予定をあらかじめ立てておいて、飛行機に乗る2~3ヶ月前には予約しているのだけれど、今回の上京は8月半ばに決まったイレギュラーなもの。なので滞在も10/10までと短い。
予算の都合から成田着の便を予約した。ジェットスター。高知ー成田が最安4,980円。安すぎる。安すぎるけどね、高知空港に行くまでに5,000円かかるし、成田から自宅までも3000~4000円かかるんですよね。
ルートについてはこちらをご覧ください。遠さをわかってほしい。
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朝9時台の汽車をホームで待つ。
中村駅の中に最近コーヒースタンドができて、そこのコーヒーがおいしい。マシンで抽出しているしっかり系のコーヒー。そこでアイスコーヒーとクロワッサンを買う。本当は田舎寿司が食べたかったけど、朝はまだ置いてなかった。
田舎寿司っていうのはこういうやつです。酢飯にユズが入ってて、ネタは野菜。しいたけとか、茗荷とか、りゅうきゅうとか、こんにゃくとか。
子どものころは「これの何がうまいんだ」って思ってたけど、今は結構すきだな〜。地元のJAでは1パック200円くらいで売ってるし。魚じゃないのに寿司を名乗るな、って思ってた時期、あったな。
(※田舎寿司は鯖もいます)
金木犀はまだ香らない。
でもわたしの嗅覚は鈍いので、香りを感知してないだけかもしれない。
ちょっとずつ秋っぽい空気の冷たさになっている。でも、高知は本当に日差しが強くて「太陽!!!!」って感じの場所なので、太陽パワーが強いと夏っぽさの方が上回る。
汽車の中で仕事をする。2時間。
高知駅に着いて、ドラッグストアに寄る。こういう、季節の変わり目で体力を使うことをすると風邪をひきそうでこわい。ユンケルと酔い止めをGET。ユンケルを体内に入れておく。
しかし、本当に2拠点生活をしてから体力がついた気がする。
長時間の移動はもちろん疲れるけれど、疲れないようにする知恵がついてきたのと、あと単純に長時間・長距離の移動に慣れてきている。わたしは結構耳からストレスを感じやすいので、去年の年末、割といいお値段のヘッドフォンを買った。ノイズキャンセリング機能があるだけで、移動の心地よさがだいぶ違う。
移動中にいろんなことをぼんやり考えるのが好きなので、音楽を聴くか、オフラインにあらかじめDLしておいたYouTube動画を再生したりする。ラジオが多め。飛行機の中で匿名ラジオを聞きながら、「数日後には恐山さんとイベントするのか……」と非現実感を味わっていた。普通に嬉しいし楽しみだった。というかかなり嬉しくて超楽しみだった。
2拠点生活だから買ったものといえば、ACアダプタと一体化している充電器も購入してよかったもの。モバイルバッテリーと充電器の二つを持ち歩くのは結構かさばるので、その二つが一体化したものに切り替えた。電源があればぶっさし、なければバッテリーとして使う。PCにも使える。良いです。高いけど。
朝9時前に家を出て、東京の家に着いたのが夜の7時半ごろ。遠すぎる。乗り物に乗ってるのは好きだけど、次の乗り物を待つ時間がそれぞれ結構ある。遅れないように……と思うと、それだけで結構マインドシェアを奪われるよね。
1ヶ月ぶりに東京の家に帰って来ると、不在の間に全部屋対象で実施された水道管清掃の影響か、小さい羽虫が風呂場でいっぱい死んでいるのを発見。生きてるやつはいない。全死。うえ〜〜〜〜。嫌。たぶん、別の部屋から上がってきたんだと思う。うえ〜〜〜〜〜。嫌!!!!! 虫は大丈夫な方だけど、さすがに嫌。嫌すぎてピカピカに清掃する。
水道管清掃に立ち会えず実施をパスしてしまったぶん、自分でもきれいにしとかんとまずいのでは、の気持ちになり、楽天で薬を購入。排水口に流して数時間放置すると、汚れがごっそり取れるやつをポチる。虫への憎悪……というか、不在の間に虫に侵入されたこと、わたしの部屋の風呂場を死に場所に選ばれたことへの憎悪を募らせる。そう。侵入されたのが嫌。勝手に入ってくんなし。もう二度と来ないでほしい。マジで。
10/2(水)
会社の所属部署の1日合宿の日で、都内のシェアオフィスの会議室に向かう。
Spotifyで配信されている「秋に聴きたいスピッツ」がとてもいい。
最近はもっぱらこればかり聴いている。
スピッツは7歳のときからずっと好きで、もう何千回、何万回というレベルで聴きまくっているのだけれど、こうしてプレイリストに編集されて新しい形で出会うと、また感じ方も変わってくる。
改めて思うのは、アルバム『フェイクファー』の良さ。このプレイリストにもある、「スカーレット」「楓」「冷たい頬」は『フェイクファー』に収録されていたシングルで、本当にどれも名曲で、聴いていると「まってフェイクファー名盤すぎないどういうこと?わからない」と、頭の中で独り言がとまらなくなる。
「スピッツの楽曲を10曲選んでください。ただし選ばなかった楽曲はこの世から消滅して、これまで聴いてきたみんなの記憶からも永遠に失われてしまう」という設定で、スピッツの曲・10曲を選ぶとしたらどれにする?と人に質問することがある。
自分が1番好きな曲を選んでもいいし、スピッツというバンドの素晴らしさをどう世に残すのか、ということを突き詰めて考えてもいい。
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