あなたの疲れた心をいやす
これから年末に向かい気ぜわしくなり、何をするわけでもないのに身も心も疲れてしまい何もしたくないことがあるかも知れません。
そんな時こそ温かく、美味しい料理を食べたいものです。
私は冷蔵庫にまあまあわりと高い確率でいつも『餃子の皮』を置いています。
餃子は好きなのですが、まあ、体調が良く勢いのある時じゃないとなかなか『焼き餃子』にはたどり着かないかも知れません。
そんな時に『ゆで餃子』を作ります。
豚のひき肉は小分けの冷凍、ショウガはいつでも冷蔵庫の野菜室のどこかに転がってます。
あとはキャベツか白菜、私はキャベツを常備しています。
一昨日、出回ってきた愛知県産の秋キャベツを手に入れました。
甘くみずみずしく茎のシャキシャキした歯ごたえは、私に餃子を作れと命じました。
オイスターソース、ごま油、中華だし、醤油、砂糖、片栗粉の調味料。
こんな時にはニンニク、ニラにはご遠慮いただきます。
ショウガたっぷりのサッパリゆで餃子です。
餃子作りの大変さって、たぶん誰もが餃子包みを思い浮かべることと思います。
ですからこんな時には自分が食べたい分だけ包めばいいのです。
私なら10粒くらいでしょうか。
そして、餃子の口が湯の中で開かぬように皮はヒダなしの半月型に折りたたむように包んでください。
その方がストレスフリーで早く出来ますよ。
キャベツは2枚くらい、みじん切りはあっという間、そのままひき肉とおろしショウガと調味料をどんぶりの中で手ごねして、皮で包めばもうゆでるだけです。
私は20分もあればガス台の前に立ち、熱い湯の中の餃子が鍋底に張り付かないようにゆっくりかき混ぜながら、皮の色が透き通りゆく餃子と会話しているでしょう。
そして、出来上がったゆで餃子に舌鼓を打ち、熱いゆで餃子は私の身も心も温かく溶かしてくれます。
分厚い手づくりの皮とは違い、市販の皮は薄くてお腹には優しく、「餃子は麺類ですよ」、と囁いてくれることでしょう。
あとはこれもまた、お腹に優しい熱い紹興酒でもあれば最高ですね、私はザラメ砂糖はいりません。
これで私は年末まで走り切ることが出来ます。
中国四川省の趙さん一家も喜んで食べてくれることでしょう。