今年初めての稽古
昨晩が初稽古、当道場発足以来六度目の正月を迎えての稽古であった。
学生時代からあまり稽古が好きではなかった。
仕方がないからやっていた部分が多いように思う。
変な言い方であるが、自分より強い奴に出会うのが腹立たしくて稽古したくなかったのかも知れない。
どんなところでも自分より強そうな男に挑んで稽古した。
合気道を始めてしばらくすると分かるが、投げ技のほとんどは後頭部から落とされる、だから実は非常に危険な武道なのである。
頭のデカい私はよく頭をぶつけた。
後頭部が、畳の上で二度も三度もバウンドする経験をした人間は少ないと思う。
強い相手は見た目ではわからなかった。
だいたい見た感じと逆の結果が多かった。
それが最初、腕を握った瞬間に分かるのである。
そして、その相手と最後まで稽古するのが約束事であった。
それから一時間の稽古は辛かった。
でも、その時は負けたくない一心で必死だった。
合気道は好きではあるが稽古はそんなに好きじゃない。
それは今なお変わらないが、人に教えるのは好き嫌いとは別である。
これまで考えてきたこと、やってきたこと全てをここに置いていこうと思う。
そんなことを最近いつも考えるようになった。
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