花のいのちはみじかくて
桜の花に心打たれるこの時期に多くの人が人生の転機を迎えます。
入園式、入学式があり入社式もあります。
そんな大きな転機がなくても春は前向きです。
とりあえずやってみるかって気を起こしてくれます。
暖冬だ、地球温暖化だと言いながらも、まだ感ずることの出来る春の訪れは我々に力を与えてくれます。
桜だけが春のすべてではないのですが、この時期の桜の力は強力です。
そんな気持ちにしてくれる桜の花に感謝して
飲めや歌えやと人々は、有期限の桜の花の下で宴を催したのではないでしょうか。
花冷えする夜を二人でそぞろ歩き、短い花の命を愛でたのではないでしょうか。
でも、
花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき
なんてことは決してありません。
渦中でセンチになった時だけのことですよ。
男女も関係なく、必ず風は吹き雲は光るでしょう。
桜の花の下でほんの一瞬、誰もがする勘違いですよ。
そんなことを考えていると桜に笑われます。
一年に一度必ず回って来る春に感謝し、巡り行く四季に感謝し、私はそんな日本に生活する当たり前に深く深く感謝します。