牛丼が好きだ!というはなし
唐突ですが、牛丼が好きです、、、
そして、しげさんの毎日の記事が好きです。
「男が好きなのではない、記事が好きなのです」こんな語り口調で記事を書かれるしげさんをプロの料理人だとばかり思ってました、、
というのは冗談でプロフィールでライター、映画監督もされる方と知っています。
しげさんの作るこの牛丼が美味そうで、私の牛丼の思い出がじわじわと浮かび上がってきたのです、、、
表題の写真は吉野家の牛丼です。
個人的に吉野家が好きです。それには35年以上前にさかのぼっての理由があるのです。
大学四年の夏休みも終わりに近づき白馬での合気道の合宿が終わり、就職も決まり、西日の当たる練馬の四畳半の部屋で燃え尽きたかのように寝っ転がっていました。
そしてふと気がついたのです。
「腹が減った」
合宿から帰った直後、金は使い果たし、冷蔵庫には何も無くどうしようかと思って、枕代わりに頭にしてた分厚い雑誌をパラパラととめくり、あったあったと安堵し丁寧に切り外したのです。
若い方はご存じない、リクルート社から配られた就職用の会社案内だったのです。
一応はじからはじまでぺらぺらとめくり私でもよく知る会社名の『吉野家』の案内には牛丼のタダ券が付いているのに気が付いていました。
たしか三食ぐらい、みそ汁とお新香の券まで付いていました。
それをポケットにしまい込み江古田の吉野家に向かいました。
アツアツの牛丼に山盛りの紅ショウガと七味をふりかけ、初めて頼んだみそ汁とお新香、至福のひと時を過ごしたのは言うまでもありません。
その時から吉野家のファンになりました。
仮に、私のように就職先として吉野家を意識せずとも、それをきっかけにファンになる若い男女が出てくれば吉野家の目論見はある意味当たってたんでしょう。
現在、流行り病も手伝って吉野家HDとしての業績はなかなか思うように推移はしてないようです。
難しいこの時代、打った手が裏目に出たり、働き方改革の問題があったり、競合他社のいる中いくら吉野家と言えども独り勝ちしながら王座を勝ち取っていくのは容易ではないでしょう。
吉野家さん、学生時代にはずいぶんお世話になりました。
東京に出て生まれて初めて口にした吉野家の牛丼、無料券で食べた牛丼とみそ汁とお新香、忘れられません。
そのあともしばらく続いた無料券で助けられた後輩もいました。
『私の履歴書』に出ていた当時社長の安部さんの言葉からも人を育てる会社なんだな、いい会社なんだな、と記憶しています。
いつまでも以前と変わらぬあの味を残してください。
日本の文化と言っても過言では無い吉野家の牛丼、いつまでも頑張ってください、応援します。
吉野家、バンザイ!