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カツカレーうどんの昼下がり
先週の午後、近鉄八尾駅の高架下のいつものうどん屋で食べた『カツカレーうどん』
前から気になっていたこのカツカレーうどん、普通のカツカレーはまあまあ最強に近いカレーライスだと思っているのであるが、私的にはこのカツカレーうどんはミスマッチだと思い、なかなか口にすることは無かった。
しかしながら、タイミングなのである。先週、人と会い仕事の打ち合わせをしながら昼飯を食べる機会があった。「宮島、何を食べたい」と問われ、「何でもいいよ」と答え「じゃあ、安い寿司屋があるから、、」と言われついて行き大変リーズナブルな寿司をご馳走になったのであるが、実は食べたいと思っていたものがあった。
久しぶりに『とんかつ定食』か『カツカレーライス』が食べたかったのである。まあ、これが私の優柔不断な性格、そんな時に自分の我を出すことが決して無いのである。アラ汁の付いた美味い寿司、本当にリーズナブルな値段の寿司であった。
しかしながら、不完全燃焼を起こしていたのである。
そんなわけで思わず注文したのがこのカツカレーうどんなのである。注文と言っても券売機が2台並び、そこでチケットを購入するだけなのであるが。
チケットを出すと「ちょっと、時間がかかるわよ」とおばちゃんにぶっきらぼうに言われ、冷水器で水を用意し、近くのカウンター席に置き戦闘体勢に入った。どうも先に揚げていたカツを二度揚げしているようであった。
私の手元にやって来たご覧の通りのカツカレーうどん、熱く美味しいカツカレーうどんであった。
カツの二度揚げは固いコロモがうどんを食べているうちに徐々にカレーがしみて柔らかくなる。先にカリカリと食べても、柔らかくなって味が染みてからでも美味しい、違った食感、味を楽しむことの出来る二度揚げは正解であるかも知れない。
関西風の出汁に溶いたカレールー、甘めであるが辛さもあるカレー出汁はうどんにもカツにも調和していた。
カツとカレーうどんはマッチしていたのであった。
若い頃ならば白ご飯も一緒に頼んだことだろう。若者には最強のアイテムのような気がする。
しかしながら以前のように無茶食いの出来なくなった今、少し頑張り過ぎたかも知れない。夜まで胃が持たれていた。出来ればハーフサイズの出現を期待する。
昼下がりの外食を終わらせ、葉桜を見ながら自転車で帰った。
春を感じ、すでに初夏を感じる陽気がカツカレーうどんの生みだすエネルギーの代償である汗を気化し心地よい時間を過ごせたのであった。
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