『Webデザインの引き出し』 もう迷わない タイプ別ナビゲーションまとめ
サイトナビゲーションの重要な役割は、ユーザーが欲しい目的の情報へ辿り着くためのサポートです。ユーザーはホームページに訪れた時点で「何か」を探しています。それは企業情報や商品情報かもしれませんし、お問い合わせに関する情報かもしれません。サイトに合った並び順やナビゲーションを選択し、ユーザーに優しいサイトを目指しましょう。
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01. 並び順
例えば、欲しい情報が漠然としていたり、なんとなく面白そうという閲覧動機だったり、どんな情報があるのかじっくり探したいユーザーはまずはトップページを上から順番に目を通していくかもしれません。
一方で、欲しい情報が明確だったり、多忙で時間がなかったり、少しでも早く目的の情報が欲しいユーザーは、トップページに目を通すことなくナビゲーションから自分の探している情報だけを見に行くかもしれません。
ユーザーを素早く目的地まで案内する役割を果たすためには、ユーザーの心理をとらえメニュー数や文言を選定しましょう。業種別にまとめた参考事例をご紹介いたします。
02. BtoC
① 工務店
② ハンドウォッシュサイト
③ スーツケース販売サイト
① 工務店
② ハンドウォッシュサイト
③ スーツケース販売サイト
03. BtoB
① 車検・整備/ディラーサイト
② 建設業サイト
③ 製造業サイト
① 車検・整備/ディラーサイト
② 建設業サイト
③ 製造業サイト
04. 士業
① 会計事務所サイト
② 法律事務所サイト
① 会計事務所サイト ( 例1)
① 会計事務所サイト ( 例2 )
② 法律事務所サイト
05. 医療
歯科サイト
歯科サイト ( 例1 )
歯科サイト ( 例2 )
06. 採用サイト
① 金融系リクルートサイト
② アプリ開発・提供系リクルートサイト
① 金融系リクルートサイト
② アプリ開発・提供系リクルートサイト
07. グローバルナビのパターン
例えば、20代~30代の若年層をターゲットにしている場合は、Webサイトの仕組みや操作に慣れているので、SPだけでなくPCもハンバーガーメニューにするパターンを用い、画面をスマートに見せるデザインも最近増えてきました。
しかし、高齢者がターゲットである場合は、Webサイトに慣れていないことが多く、上記のパターンでは混乱を生じさせてしまうので適しているとはいえません。
デバイスごとにグローバルナビをどう扱うのかもユーザーに寄り添ったパターンを選びましょう。パターン別のグローバルナビの事例を、どのようなサイトに適しているかコメントも添えてご紹介いたします。
① PC|グローバルナビ SP|ハンバーガーメニュー
もっとも一般的なナビゲーションになります。ページ数の少ないサイトに適しています。
② PC|グローバルナビ + ハンバーガーメニュー SP|ハンバーガーメニュー
ページ数が多いサイトに適しています。
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③ PC|ハンバーガーメニュー SP|ハンバーガーメニュー
20・30代など、Webに対しリテラシーが高いターゲット向けのサイトや、スマホで使用される頻度の高いサイトで多く使われています。
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④ PC|サイドナビゲーション SP|ハンバーガーメニュー
FVに情報量が多い場合に使われるレイアウトです。コンテンツに集中するとサイド側が視界から外れるため、ヘッダー配置のグローバルナビゲーションよりも邪魔になりにくい傾向があります。
⑤ PC|ドロップダウンメニュー SP|ハンバーガーメニュー
昔からあるナビゲーションです。ページ数の多いサイトや多層構造のサイトに使われます。
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⑥ PC|メガメニュー SPハンバーガーメニュー
多層構造のリンクを一目で分かりやすく表示したり、商品画像やアイコンをメニュー内に表示し、ユーザをうまく目的とするページに誘導したりするのに便利なナビゲーション。
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■ ミックス
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