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M-HAND Magazine

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#エムハンド

改善し続ける3つの視点

Webの技術は驚くほどのスピードで進み、トレンドは目まぐるしく変化しています。ハイレベルな対応が要求されている時代に、臨機応変に対応できないWeb制作会社は取り残されるのは必至です。 また、近年のWeb業界では人材の流動性が高く社員の定着率、平均在職年数は低下しています。加えて、働き方改革やリモートワークの増加などによって労働時間は短縮化し、以前と比べて人的リソースが限られてきているのがWeb制作会社の実情です。 このような状況を背景に、どのWeb制作会社でも共通のジレン

ディレクターの評価基準について

働き方改革や雇用形態の多様性で労働自体が大きく転換している中で、評価基準を会社の成長に合わせて作成するのはマネージメント業務の中で非常に重要な仕事です。 ですが、評価基準って一般的な正解はないですし、会社の成長に応じてブラッシュアップしないといけないので、頭を悩ましてる方も多いのではないでしょうか。今回は弊社のディレクターチームの評価基準について書きます。評価基準を作る方の参考にしていただければと思います。 ・・・ 基本設計としては、評価する項目をいくつか設定して、項目

スキルに対する投資について

Web制作会社も一般的な会社と同じように、事務所移転や備品の購入など投資としてのお金の使い道はいろいろあります。今回はWeb制作会社の投資で重要だと考える「スキルへの投資」について考え方をまとめます。 ・・・ エムハンドでは新しく取り入れた技術や仕組みを「特定スキル」として明確にしています。例えば、ヘッドレスCMSやアクセシビリティ、アニメーションなどです。 これらを習得するには、学習、テスト構築、制作フローに落とし込むなどの時間がかかります。その時間を受託制作業務の中

Web業界の転職作法

・・・ Web業界の人財の流動性は今後も高まっていくだろうと思います。うちの会社の離職率も決して低いといえる会社ではない。退職者がでると悲しい。これだけは20年会社経営してても慣れない。 最近は案件の規模感も大きくなり制作期間が半年以上かかる案件も多くある。「次が決まったので来月末で退職します」と告げられるとその調整に膨大な時間を費やす必要がある。 引き継ぐスタッフも大変だし、クライアントさんも不安になる。特にマネージャーの退職は大変。そのチームの存続にもかかわる。どう

モノゴトを決定するプロセスについて

・・・ 昨今の国葬の問題から「正しいこと」の前に「正しいプロセス」が今まで以上に重要であると感じる。会社組織でもそうだが100対0で「それ正解」ということは少ない。 例えば制作フローや各種ルールでも、今までよりは格段に良くなるが、完ぺきではないことは多くある。悲しいですが、そいうことでも一部の不具合だけを指摘するような議論が社内でも目立つ。 最近、私もやらかした。 議論と丁寧な説明をすっ飛ばして「これでいきます」と制作フローをトップダウンで変更した。 その変更は合理的