おねショタ108式の34『あのコはダレとキスをする』
魔物の脅威が密かに迫る時代。王立アカデミーでのはなし。
侯爵令嬢である主人公は、貴族としての義務を果たすために若くして王立アカデミーの理事として就任する。
形ばかりの理事ではなく、かつて同じ学舎で修めた学問を活かすために、自ら教員の一人となることにした。
彼女が実際に配属されたのはセカンダリスクール。13歳から15歳の生徒らを教育する部門である。
厳格に教育の指揮を執る彼女は、ほどなくして鉄女と揶揄されるようになり、その名は彼女に更に厳格たらんことを要求した。
だが、ある年の入学式で、彼女は一人の少年に目が釘付けになる。
はじめのうちは、なよなよとした彼を矯正すべく目に止まったのだと考えていたが、その実彼女は、男性として少年に惹かれていたのだ。
やがて学業、武術共に高水準な彼の潜在能力を彼女は目の当たりにするが、同時に目を付け始めたハイスクールの才媛や、彼自身が事故から呼び出してしまった人外の魔性が彼を狙い始める。
少年は、誰と結ばれるのか!
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