おねショタ108式の89『理事長とボク』
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小中高一貫の、とある学園でのはなし。
主人公の少年は、ある日友達から奇妙な噂を聞かされる。
使われていない旧校舎の一室に、放課後、裸を見せてくれるオバさんが出るらしい。
そういうものが気になり始める年頃である彼らは、なんとなく互いに牽制しあって興味ないけど付き合ってやるよ的なテイで噂の場所へと足を運ぶ。
するとそこには既に数人の少年らが集っており、そして、その真中には、帽子を目深に被り、大きなサングラスで顔を隠した、中年女性らしき姿があった。
机を組んで作られたステージのようなものの上で胸を強調したポーズをしたりゆったりと股間をグラインドさせたりする女性。がっちり隠した顔とは対照的に、上半身には一糸まとわず、下半身もノーパンでストッキングのみ。
少し緩んではいても、醜いものではなく、むしろ少年らに性癖を植えつける。そんな肉体だった。
時は移って。
月始めの全校集会は、小中高各校長と理事長の短い話があって閉会する。
号令の後三々五々生徒らは教室へと向かい、教師らも準備室へ急ぐ。
そして同様に、足早に理事長室へと向かう"女理事長"のもとに、一人の少年が近づいていく。
「理事長先生、あの、お話が」
「何かしら。初等部の子かしら?」
「あの、その」
「どうしたの? 授業が始まるから、なにもないなら早く行きなさい」
「 放課後の事についてお話が 」
「!!!」
全校集会くらいしか生徒らとの接点がなく、初等部の生徒らに至っては顔もおぼろであろう自身の正体がバレるとは思っていなかった彼女は、その言葉に激しく動揺する。
「……放課後に、あの教室に来てちょうだい」
そして教室で”おはなしあい”の後、二人は甘々ラブラブな秘密の関係になるのだった。
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