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おねショタ108式の61『女将軍とボク』

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とある大陸の片隅でのはなし。

生まれた時から庶民として暮らしていた主人公の少年は、ある日現れた女性に誘われて王都へと向かう。

道すがら説明された話では、少年は現国王の世継ぎ候補なのだと説明された。
その根拠は、数代前の頃に愛を遂げるため王家を出た王兄の血筋が、少年の中に流れているからだと……。

少年が王子候補の義務として文武の訓練を受けるなか、先日の女性は王国の女将軍であることを知る。
少年を探し出したことも、大きな手柄らしい。

そうしているうちにまだまだ先は長いかと思われた王が没し、文武に才能を示した少年は異例の若さで王位につく。
だがそれもこれも、すべては女将軍とその上部組織の陰謀であった。

女将軍は冷笑的な様子で真実を少年に明かすが……その奥に秘めた葛藤を少年は見通す。
女将軍は第三軍。ほんの生まれたばかりのその軍は、女将軍が心身両面で犠牲になることで存在していた。

王の暗殺、王の係累の抹殺。
加えて、折々慰み者になっていたという女将軍。
それをすべて飲み込んだ上で、少年は彼女を愛することを決める。

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むつぎはじめ
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