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おねショタ108式の30『悪の秘密結社オネショッター』

時は来るべき近未来。とある科学希望都市でのはなし。

時代は進んでも、科学の進歩の影には常に犯罪の影があった!

悪の秘密結社オネショッターは、気に入ったショタをさらい……さらってどないしよ……まあええわ! さらったろ! という理念のもと、天才女博士がその科学力を無駄遣いし、いつの間にか秘密結社化した集団である。

理念はともかくとして、現実問題人攫いが街に闊歩していることに変わりがなく、割と迷惑な話である。さらった後に危害を加えることはあまりないが、改造女怪人たちは身体スペックが上がっているため何かの拍子に。ということがあるのだ! ちょっとエッチなこととか!

そこで立ち上がったのは、少年の身にして同じく天才の誉れ高い主人公。
その実力はオネショッターの女首領に勝るとも劣らない。
自作の変身システムで変身した彼は、今日もおねショッターの野望を挫くべく闘う!!(移動は徒歩)

そして最終決戦、自ら怪人化した上に着装型生体アーマーで強大な戦闘力を得た女首領と、少年がぶつかり合う。
激闘の末女首領の仮面が砕かれたとき、その愛嬌ある顔を目にした少年はポツリと呟く。

「なんだ、無理矢理なんかしなくても元々可愛いんじゃん」

街一つを巻き込んだ、二人の愛のものがたりはこうして終息した。

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むつぎはじめ
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