おねショタ108式の97『怪物狩りの夜』
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ヒトが僅かな自然の隙間に生きる世界でのはなし。
主人公はモンスターハンター見習いの少年と、師匠である女ハンター。
ギルドから雪山に現れた新種のモンスターの調査を命じられた師匠に付き従い、少年は雪山の奥深くまで分け入る。
果たして発見したそのそのモンスターは、通常よりもはるかに大きく、そして禍々しく変色した毒の牙と爪をもつ猿のモンスター。
猛烈な打撃の雨をかいくぐり、一旦調査を切り上げ退却しようとするものの、不意に毒ブレス放たれ、辛くも直撃は避けたものの、足場が崩落して二人まとめて谷底へと落下してしまった。
少年が目を覚ますと、洞窟の中で横たわっていた。
外は猛烈な吹雪。とても外に出れそうにはない。
食料もこころもとなく、かつ、頼みの綱の防寒薬は切れてしまった。
このままでは凍え死んでしまうと危惧した女師匠が言い出したのは、人肌で互いに温め合うというもの。
しかし引き締まった美しい肉体に少年が欲望を抑えきれるわけもなく、そして、師匠もまんざらではなく……。
翌朝、なんとか夜を乗り切って吹雪がやんだころ、師弟は、対等に近いパートナー関係に一歩近づいていたのだった。
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