おねショタ108式 総合案内
あなたは気付くと、本棚を前にして椅子に座っていた。
「ん!」
後ろに立っていたらしい……駅員だか軍服だか分からない服装の少女が、不機嫌そうに薄い本を押し付けるようにして渡し、そのまま去っていった。
此処はこの部屋だけの小屋だったらしい。開け放ったその向こうには、灰色の浜辺と、海の家のような建物がある。
何だったのだろうか。いや、何なのだろうか。
あなたは《総合案内》と書かれたその本を開くと、目次に目を落とす。
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EX ふりかえり
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