11月!おねショタの季節!「まだ、青い」
←10月 12月→
「まだ、青いねえ」
「うん……」
11月中旬。とある自然公園。駐車場。
見頃と予想されていた遠くに眺める紅葉はまだ色づいておらず、せっかくの遠出をした霜月さおりと左曽利秀人は落胆していた。
年上の幼馴染であるさおりが免許を取得し、ようやく人が乗せられる心境になったので遠出をしよう。とのことで秀人が企画した計画だったが、初手から躓き凹んでいる。
「ネットとかで確認すればよかった……ごめんね、さおねえ……」
と、今更手元のスマートフォンで確認し