米と血糖値とダイエット
米が高い。以前は2180円で買えていた青天の霹靂が4000円超えになってしまった。しかし色々な声に目を通してみるとこれでやっと米農家さんが潤うくらいの金額らしい。今までが安過ぎたのだ。そんな……だが仕方ない……いつもありがとう、米農家さんたち。
飽食時代、ダイエットは常に何かしら流行っている。ある程度のひとは通ったことのある道かもしれない。わたしももれなくその1人だ。痩せたい、でも食べなければ生きていけない。何故そんな極端な話になるかというと、わたしは平均より血糖値が低めなため血糖値を上げるもの(太りやすいもの)を摂取する必要があるからだ。わたしは甘いものが嫌いで食べられない。そんなわたしの血糖値を上げてくれる優秀な食べ物が米だ。米は物心ついた時から大好きだ。同じ炭水化物なら麺類でも代替えが効くのではと生活してみたが、やはり群を抜いて米が圧倒的に効く。SNSのひとに毎日米は必要ないという方がいて大変驚いてしまった。血糖値が下がって気持ち悪くなって倒れてしまわないのだろうか?しない、体質は人それぞれなのだ。わたしはたまたまこういう体質なだけだ。ちなみに同じく子どもの頃からお茶、特に緑茶が好きで飲むが緑茶には血糖値を下げる効能があり、好きなだけ飲んでは血糖値が下がり気持ち悪くなり毎回苦しんでいる。そういう時にはブドウ糖のタブレットを齧る。純粋にブドウ糖だけで出来ているので甘味に苦しむことなく危機を一時的に乗り切れる。しかし本当に一時的なのでその後米を食さねばならない。
米とダイエットと血糖値。36歳になったせいか運動不足なのか最近体重が増え着られなくなった洋服を捨てた。あまり洋服を買わないので苦渋の決断だった。米を減らせば痩せるかもしれないという考えが頭を過ったがわたしにとってはほぼ命綱な食べ物である。思えば中学時代食べる量をどんどん減らし痩せることには成功したが、あれは最早ダイエットではなく拒食症でそこから過食症になってしまったので、わたしはダイエットに関して深刻にならない方が良いなと思い至れた。着れない洋服を捨てるならば着られる様洋服を買えば良いじゃない。そんな風に思えるようになるまでには精神が安定した結果、大きいサイズの洋服を買うことが出来た。おかげでまたしばらくは安心だ。米が食べられる。しかしこのままどんどん身体が膨らみ続けることは本意ではないので、どうにかしなきゃなあとぼんやり思う年の瀬。
年末年始にダイエットの話だなんて、興を削ぐ。