【台北散歩】西門 台北天后宮(西門町媽祖廟)と弘法大師さん
臺北天后宮は、別名「西門町媽祖廟」、媽祖を祀る廟です。萬華區の成都路沿いにあります。道の外から見ると、隣の建物に挟まれてずいぶん狭いところとにある、と思ってしまうのですが、中に入ると広くなり、少し驚きます。
臺北天后宮は遡ると1746年(清乾隆11年)に創立、元々は新興宮、別名「艋舺媽祖宮」と呼ばれ、艋舺龍山寺と艋舺祖師廟と並んで「艋舺三大廟門」と称され、当時も繁栄していたそうです。
日治時代に、大日本臺灣佛教会が設立、ここに本部が置かれ、弘法寺となりました。第二次大戦が終わり、中華民国政府が台湾を接収した後、再び媽祖を祀る場所となり、臺北天后宮と呼ばれるようになりました。
入口を入ると、すぐ左側に弘法大師の立像があります。媽祖廟に合祀されています。伝え聞いたところでは、二次大戦後、弘法寺がなくなった後、媽祖廟の管理人の夢枕に弘法大師が現れて、私の場所がない、とお話されたとか。それで、改めて弘法寺物があるところから弘法大師像を運び祀ったとか。媽祖廟と弘法大師が同じ廟に居られるのは、世界でもここだけでしょう。
右側にはお地蔵さんたちもいます。何でも台湾の人が日本の四国旅行でお遍路する際は、まずここに立より挨拶してから、日本に向かうとか。
廟は、豪華絢爛で、地元の多くの人がお参りに来ます。台湾の人達は、とても信心深く、臺灣中の街の各所に廟を見ることができます。