おばあちゃんの話(台湾の人の日本語作文)
日本語を勉強している20代の台湾人女性の澄さんが「おばあちゃんの話」を日本語で作文にしてくれました。ほのぼのとしていますね。
おばあちゃんの話
私のおばあちゃんは優しくて活発な人です。
小さい頃、両親が忙しかったので、幼稚園から小学校まで、ずっとおばあちゃんに育てられました。当時、妹はおばあちゃんではなく、保母さんに育てられました。妹は保母さんからいろいろなプレゼントをもらったり、他の子供と遊んだりしていました。私はとても羨ましかったです。私が何か欲しいと言った時、おばあちゃんはいつも「それは必要ない!」と言いました。
その時の私は、単純におばあちゃんが嫌いでした。
しかし、自分が成長していく間、常に、おばあちゃんからもらった愛を感じます。おばあちゃんはいつも、はじめに、私の具合を尋ねます。私が好きな食べ物と嫌いな食べ物をずっと覚えています。私がおばあちゃんを訪ねる時はいつも、高級な鶏肉または豚肉を買います。私はおばあちゃんの料理が大好きで、毎回全部食べていました。
おばあちゃんは友達を作るのが好きで、時々、車を運転して友達と旅行しました。彼女は自分の外見をとても気にしていて、出会う時、とても綺麗な服を着ました。周りの人達が「貴方のおばあちゃんはとても綺麗ですね!」と言いましたが、その言葉は、私が褒められたようで、いつも嬉しかったです。
その頃の私は、おばあちゃんは素敵な存在だと思いました。
最近、おばあちゃんは、さまざまな手術を受けました。友達との約束もなく、綺麗な服も着ていず、ずっと家にいました。私の両親と親戚は仕事が忙しいので、私がおばあちゃんを助けることにしました。長い時間、何もできませんでしたが、いつも笑顔で接していたら、ある日、おばあちゃんは泣きました。その晩、私は何をしたらいいか分からなかった。ただおばあちゃんのそばにいて、朝を待っていました。
今の私は、おばあちゃんとの時間を大事にしています。
自分は、おばあちゃんのことをただ好きなだけではなく、もっと愛を捧げようと思います。おばあちゃんはいつも堅強なイメージを持つ人ですが、本当は誰かとおしゃべりをしたい、会いたいと思っていることもあります。だから私は、その存在になります。
参考:
バナナの話