【台北好日】台北植物園は大都会の中の散歩に気持ち良い森でした
国立台湾芸術教育館の敷地から、隣の台北植物園へ続く小道があります。後ほど感じたのですが、台北に移り半年も経つのに、こんなに朝の散歩に気持ち良い場所があるとは。。。これからも時々訪ねたい場所、と感じました。
小道を抜けると、目の前に蓮池がひろがり、そばには麵包樹(パンの木、Artocarpus incisus)が幹や枝をここかしこに広げています。その姿に圧倒的な生命力を感じさせます。説明文によれば、この木には蚊を寄せ付けない成分が含まれているようです。そのため、熱帯に住む人々の家の近くに植えられていたとか。
蓮池の脇に「南門町三二三」と名付けられた日本家屋がありました。庭は枯山水、台北のこのような場所で観れるとは知りませんでした。縁側にすこし腰かけて眺めていました。
清朝時代、来台していた官員の施設だった「欽差行臺」があります。もともとは西門の中山堂にあり、日治時代は、しばらく総督府として使われていました。公会堂(現在の中山堂)を建てる時に植物園に移転させたそうです。先人の建物を、破壊せず、移設させて残すのは素晴らしい。この移設も総督府営繕課の井出薫さんの仕事だったと。残念ながら、当日は改修中で中に入れませんでした。
植物園の中心部は大きな森です。木々の木陰に、ひっそりと早田文蔵さんの碑があります。銅板に説明が刻まれているのですが、はっきりと読み取れません。Wikipediaで調べました。
自然豊かな台湾の植物園らしく、実に多種多様な植物が育てられています。台湾の気候は、北部が亜熱帯、南部が熱帯。6年間暮らしいますが、四季の移ろいもしかと感じられます。この植物園を改めて訪れ、さまざまな草木に触れ、その魅力をより深く知りたいと思いました。
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