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【カンボジア】2日目:トンレサップ湖、夕陽のスラ・スラン

シェムリアップから車で約30分ほどのところに、東南アジア最大の湖がある。トンレサップ湖という。乾季の面積は約2700平方キロで琵琶湖の約4倍だが、雨季になると面積が4-6倍も大きくなるそうだ。トンレサップ湖は、メコン川の水量調節のような役割を果たしているそうで、雨季にメコン川が増水すると、プノンペンからトンレサップ湖にその増えた雨水が流れ込んできて、湖の面積が広がる。

カンボジアの地図

ボート乗り場から湖に出る。乗船者は私たち6人含めて9人、赤茶色の水の中をボートが進む。立派な門構え?の向こうに見えるのは村長さんの家だそうだ。水上生活する人々の子供の為の湖上学校もある。ボートから見える湖上生活者の家の中には、のんびりと居眠りしたり、車座になって語らっているのか、何かの作業をしていたりする人の姿が見えた。魚を捕る人もいる。この湖で暮らす人は100万人以上いるそうだ。

村長さんの家らしい
湖上の学校
湖上の家の中で何を語りあっているのか
魚を捕る人

湖の真ん中に向かうと、観光用湖上船着き場がある。見た目、ケビンコスナーの映画「ウォーターワールド」を思い出した。家族経営か、父親、母親、子供たちがいる。こんな湖ならば必ずいるだろうと思っていたが、鰐も飼っていた。ガイドさんの話では、鰐はすべて捕獲し、別の場所で飼育しているとの事、したがって、湖で泳いでも鰐に襲われることはない、と。

湖上船着き場
じっと動かない鰐
水上船着き場にいる女の子
アンコールビール

湖上船着き場で、Angkorビール。きらきらしたアンコールワットの意匠と赤字に白抜きのAngkorの文字とクメール文字(これはまったく読めない)。カンボジアに来た感がする。40分ほど休憩して、湖上船着き場を離れた。
いったんシェムリアップの街に戻る。

カンボジアは仏教国。その仏教と深く結びつく蓮の花。蕾を折蓮として美しく飾る。

折蓮

夕方、夕陽が美しいというスラ・スランに行く。王の沐浴池と言われるスラ・スランはバライ(人工のため池)。夕陽を待ちながら寛ぐ人たち。湖の向こうに沈む夕日は、黄金の夕陽だった。1000年前の人々も同じ夕陽を見ていたのだろう。こんな美しい土地で、ポル・ポト派による大虐殺があったとは信じられない。あまりに悲惨な、ほんの数十年前の歴史の上に、問題を抱えながらも、平和を感じれる今になっている。

夕陽を待ちながらくつろぐ
黄金の夕陽、スラス・スラン湖

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