【クラブハウス完全攻略本】clubhouseとは?使い方と1日使った感想をレビュー
この数日間、TwitterでもInstagramでも開けば「クラブハウス」ネタばかり。
今回は、このnoteを読めばclubhouseが一体なんなのか、メリットやデメリット、これからの可能性について、clubhouseが全て攻略できるという記事を書きたいと思います。
1.そもそも"clubhouse"って何?
googleで検索をかけると、「音声版のTwitter」というフレーズが出てくるのですが、個人的には「オープンな斎藤さん」という印象です。
ホーム画面には、「ルーム」と呼ばれる部屋が表示され、とあるお題について語る部屋もあれば、身内同士で雑談レベルの会話をする部屋も。
「ホーム画面に何も表示されなくて何をしたらいいかわからない」というコメントをちらほら見かけますが、初めは友達、有名人をフォローしておけば、フォローした人たちが入ってる部屋が自動的に表示されます◎
そして何よりこのアプリの特徴といえば、「招待制」というシステムです。
1ユーザーに与えられた招待枠は2枠。この希少価値こそが、アカウントを持っているというマウントになり、メルカリで数万円で招待枠の取引が行われる現象を引き起こしているのです。
2.clubhouseの招待枠を獲得する方法
まず、Twitterのスタートアップ界隈でじわじわ広がり始めたclubhouse。
有名人が多く始めているのを見て、始めたいけど招待されていないから始められないという方が多いと思います。
もちろん方法として1つ目は、正攻法で既に登録しているいる人に招待してもらえないかお願いすることです。
招待枠が欲しいあまり、あまり仲良くない人にもお願いする人が多いですが、私の個人的な意見としては人間としての信頼を無くすので、頼む人、そして頼み方には注意が必要だと思いました。
ここで2つ目の裏技をご紹介する前に、そもそものこのアプリの招待システムについて説明します。
2-1 clubhouseの招待の方法
この部分は、すでに正攻法でGETした人向けになります。
UIはいたってシンプル。左から検索、招待、スケジュール、通知、プロフィール画面といった順番です。
プライバシー上載せられないのですが、この「招待」のボタンを押すと、iphoneデフォルトの連絡帳が表示され、そこから招待できるので、まずは相手の電話番号を教えてもらいましょう◎
電話番号を入手したら、iphoneデフォルトの連絡帳に追加し、clubhouseのアプリを再起動すればリスト表示されます。
しかしこの場合、招待される側が電話番号登録を終えていないといけないので注意⚠️
2-2 正攻法で招待枠が増える方法
登録した直後、デフォルトで付与されるのは上述した通り2枠ですが、司会や進行話している時間が長い人、いわゆるヘビーユーザーにはランダムで招待枠が付与されるみたいです。
まだ私は1日ヘビーユーザーに過ぎないので2枠で終わっていますが、次はおそらく3つになるみたいです!
2-3 clubhouseの招待枠を得る裏技
ここからは、招待枠が2枠なのにも関わらず、3人目を招待できた方法をご紹介します。
先ほども述べたように、招待には電話番号が欠かせません。
アカウントを持っている人(A)が、招待して欲しい人(B)の番号を登録して招待するのが基本ですが、裏技というのは(B)が(A)の電話番号を登録していれば良いのです。
つまり、Bは
①clubhouseをダウンロードする
②名前などを入力するとwatingリストになる
③既にクラブハウス会員の人と電話番号を登録している場合、推薦として表示され、相手の承認を得ると会員になれる。
このような流れです。
た・だ・し!
この裏技、出るときと出ない時があるのですが、恐らく既にクラブハウス会員の人とお互い5年以上電話帳に登録していないといけないという条件が考えられます。
実際に、私も2枠消費した後に、「〇〇さんが始めようとしています、承認しますか」という主旨のテロップが表示され、わからないまま承認しましたが、その結果友達のことを3人目として招待することができました。
そして彼女とは、5年以上お互い登録していたので、その説が濃厚なのかなと推測しています。(これはあくまで仮説です)
3.clubhouseの使い方
ここからは、クラブハウスの登録が終わった後の説明です。
clubhouseってそもそも何が楽しいの?、始める前に知っておきたい注意点などについてご紹介したいと思います。
3-1 始める前の注意点/知っておきたいこと
・英語表記だから名前は逆になる
まずこのアプリ、日本語版に対応していないため全て英語表記になっています。通知や注意書きは意味がわからなくても大きな支障はないですが、はじめに登録する名前のファストネームとラストネームが入れ替わらないように!
・名前は1回までしか変更できない
私の知り合いの間でも、表示する名前をはじめ設定したのから変更し、やっぱり違うから変えたいと思ったら、変えられなくなって思い通りの名前の登録ができなかった人が何人かいました。
基本は名前もプロフィールも本人画像が推奨されていますが、表記名には注意が必要です!
・録音/録画は禁止
利用規約にも書いてありますが、チャットルームの録画、録音はプライバーシーの観点で禁止されています。
・(噂)垢BANは招待者も道連れに
まだ日本でローンチされて間もないアカウントなので、噂ベースですが、エッチな声配信などは規約上垢BANの対象とされています。その場合、その人を招待した人もBANの対象になるので、招待する人も選ぶ必要がありそうです。
3-2 clubhouse基本の楽しみ方
ではやっと本題に...
まずホーム画面にはこのように、私がフォローしている人が入っている、もしくは主催しているチャットルームが表示されます。(プライバシーの点で表示にしています)
このように、業界について真面目に語る部屋から、ゲーム感覚で会話する部屋など様々です。
表示されている数は、
左:この部屋に入っている人数
右:この部屋のスピーカー(話せる人)の人数
です。
ここでお気付きの方もいるかもしれませんが、clubhouseはこの部屋に入れば誰にでも発言権があるのではなく、部屋のオーナーの承認があって初めて発言することができます。
なので基本の楽しみ方は、
①興味のある部屋に入って、ただ話を聞く
②興味のある部屋に入って、発言権をリクエストして交流する
③自分がホストとして部屋を作り、入ってきた人と交流をする
この3つかなと。
まず①②から。部屋に入るとこのような画面が表示されます。
表示の細かい説明は画像の通りです◎
発言したい場合は、リクエストを送らないといけないのですが、リクエストなのでもちろんスピーカーによって拒否されることも。
一方で、リクエストしていないのに、スピーカーから「スピーカー側に入らない?」と誘いを受けることもあります。こちらも同様拒否することも可能です。
そしてここが便利だなと思ったのは、部屋に入って音声を聞いている間はアプリを閉じて他のアプリを起動しても落ちることはありません。なのでBGM感覚でclubhouseを聴きながら、インスタを開くこともできます◎
そしてホーム画面右下のこのマークを押すと、
このように誰がオンライン状態で、どの部屋で聞いているかも表示されます!
3-3 配信する
そして最後に配信する方法です!
ホーム画面にある「+ Start a room」というボタンを押すと
このような画面が表示されます。
Open:全て(全世界)の人に公開
Social:自分のフォロワーのみに公開
Closed:特定の人とだけのルームで誰にも表示されない
といった区別でチャットルームを作ることができます◎
そして、右上の「+Add a Topic」でそのチャットルームのトピック(テーマ)を設定できるのですが、このトピックは開始されると変更することができないです。
4. clubhouseのメリット/デメリット
4-1 メリット
・有名人(芸能人)との距離感が縮まる
この数日間で実業家としての有名人をはじめ、芸能人の方も多くアカウント開設し始めました。
普段はSNS上で、写真や動画に対してテキストベースでの交流しかできなかったのに対し、clubhouseによって「音声」で繋がることでより距離感が近くなったように感じました。
ラジオは多くの場合収録したものが配信されることが多く、生配信を逃しても録音されたものがUPされますが、clubhouseはライブで話しているかつ、その時聞き逃したことは二度と聞くことができません。
・無料で講演会レベルの話が聞ける
まだアプリの(日本での)ローンチ直後ということもあって、起業家によるビジネスセッションが行われている部屋が多いように感じます。
本来ならば、チケットを購入して聞くようなレベルの話を、ボタン一つで無料で聞くことができるのは、このアプリの1つのメリットだと思います。
・自然に繋がりやすい
上の二つに繋がる部分があるのですが、これは友達同士においても自然な流れで繋がりやすかったです。
実際私が興味本位で入った部屋には、私の友人が一人いたのですが他は知らない人ばかりでした。みんな同じ大学だったので、またもや興味本位で発言権をリクエストし、承認され雑談がスタート。
会ったこともない、学部も違う人たちでしたが、数十分話した後には1回食事したレベルに距離感が縮まった感覚がありました。
・ラジオよりも対談がスムーズ
ラジオを日常的に配信している人にとって、一番画期的だと思った点が、離れていても対談配信ができるという点です。
また、発言できるリスナーを選ぶこともできるし、その場で直接感想を求めることも可能になります。コラボするためには同じ場所で録音しなければいけなかったラジオに比べて、確実に進歩したシステムだと思いました◎
4-2 デメリット
もちろんメリットがあればデメリットもあるので、起こりうるシチュエーションとともに注意すべき点もご紹介します。
・「有名」であることに権力があり、「何が正しいか」で判断されづらい
これはTwitterでも同じことなのですが、フォロワーが多いことで発言に力がつき、数字=影響力という状況はとても怖いことだと思っています。
数字に関わらず、何が正しいかははっきり自分の中で情報処理していかないと、いつの間にか洗脳される人が増える未来もそう遠くないはず...
・誰が聞いているかわからない
もちろん名前やプロフィール程度であれば、誰が聞いているか把握することはできますが、仮に関係ない人だからといって守秘義務に抵触するような内容の発言をした時に、実はその人が誰かに言ってまた誰かに言って...といつの間にか広まってることになりかねません。
これはビジネスに限らず、人の悪口を知らない人だからと言ったとして、本人に伝わる可能性も大いにあります。そもそも、悪口を言っている時点で自分の株を下げてしまいますが笑
今はまだクローズドのように見えますが、オープンチャットに変わりはないので節度を持った発言を◎
こちらも実体験ですが、深夜の時間帯なら聞いている人も少ないだろうと、とある業界の人たちがかなりぶっちゃけた発言をしていました...余裕でコンプラに引っかかるレベルの。
話している側はぶっちゃけトークとして面白いのかもしれないですが、リスナーとしていい印象はないですよね笑
・連帯責任問題
一つ前のデメリットにも関わるのですが、仮に悪口や秘密を言った人が一人だとしても、同じ立場でスピーカーとして話している人も言っている人と同様の見え方になります。
有名人の方は特に、自分は言ってなくても一緒に配信している人の発言に問題が会った場合、スクショされたら今後のお仕事に関わってくると思うので、一緒に配信する人の選別も最低限必要になってくると思います。
・もちろんだけどコミュニケーション能力必須
音声アプリなので当たり前の話ですが、いきなり知らない人がいる部屋にぶっ込まれることもあります。
その時に話せる度胸と、コミュニケーション能力、また場を回すような気遣いなども必要なスキルになります。もし知らない人と話すことに抵抗がある方は、一つのデメリットになってしまうと思いました。
5.clubhouseの活用方法
さて、私はこれを書くために合計約24時間ほど自分の時間をclubhouseに捧げたわけなんですが、朝昼晩しっかりチェックした甲斐はあったので、辛うじて無駄にならなくてよかったです。
実際に私自身、大学生でありながら、半分社会人という枠に足を突っ込んだ生活をしているので、大学生という視点と、企業だったらどうやって使えるかという点でご紹介していきます。
5-1 【大学生編】
・サークルの新歓活動
コロナということもあって新歓ができず、私の周りのサークルに入っている人たちもかなり人集め・そもそもサークルの情報を拡散することに苦労しています。
個人的に思うのは、LINEでコミュニティの広報活動をすると、入る側はほぼ確実に入らないといけない状態じゃないと参加しにくい空気感があるのがデメリットだということ。
一方でclubhouseであれば、参加退出自由なので、ちょっとした興味で参加できるのがメリットだと思いました◎
・「春から〇〇」のコミュニティ
毎年Twitterで活発になる「春から〇〇」現象。多くの場合、Twitterで同じ大学に入学が決まった人同士が繋がり、誰かが作ったLINEグループに招待してお互いの不安を軽減し合うという流れだと思います。
しかしこれも同様、大人数のグループで発言するのってかなりハードルが高いし、入学後に黒歴史として晒されかねません。
clubhouseであれば、話したくなければ発言せず聞いていればいい。けど春から同じ学校に通う人が集まっているという安心感は生まれるので、程よい距離感のバランスがとれるのかなと。
また、プロフィールに自分のSNSを紐付けができるので、仲良くなりたい人は個人的に他のSNSをフォローして、DMでやり取りするのもアリだと思います◎
・友達と友達をスムーズな流れで紹介できる
これはまたもや私が実感したことなのですが、本当にスムーズに友達と友達が繋がれる場でした。
本来友達同士を紹介するときは、日程を合わせて改まって「こちら私の友達の〇〇さん、そしてこちらは私の友達の△△さん」と仲介を挟んで紹介するところ、
clubhouseであれば、私と〇〇さんがいる部屋に△△さんを招待するもしくは、たまたま△△さんがリスナーとして参加していたら、そのまま承認することでこの二人を繋げることができます。
こればっかりはテキストで説明するのに限界がありますが、この方法で合コンもよりスムーズに、嫌らしさなく開催することができると思います。
・就活の相談も気軽に
今の所社会人が多いclubhouseは、特定の企業の誰かにOBするよりもフランクに就職活動の相談をできる場になると思いました。
多くの大学生は、日常生活で社会人と関わる機会が少なく、先輩や友達に紹介してもらった関係はやはりかしこまってしまい、聞きたいこともストレートに聞けません。
clubhouseであれば、お互い全く知らない状態でコミュニケーションを取ることができるので、忖度なしに人生相談然り就職活動についての質問を、現役のビジネスマンにできるいいプラットフォームだと思いました。
・スカウトとキャバクラ嬢のマッチング
いきなりニッチな話になってしまいますが、究極どんなSNSも需要と供給のマッチングにすぎません。
今はまだ、限られたコミュニティにしか招待枠が付与されていないですが、いずれは「夜のお仕事を探している女の子」と「夜のお仕事を紹介しているスカウト」が同じ部屋に集まって、お互い条件をすり合わせ、個人的にお店を紹介する流れもできるのかななんて思いました。
5-2 【企業編】
・仕事が生まれるきっかけに
人と人が繫がり、お互いのやりたいことや条件がマッチすれば仕事が生まれます。そして、プロフィールでは説明できないコアな部分を音声を通して感じることができるので、お互いの温度感を確かめるのにもちょうどいいと思いました。
実際に私の友達も、とある起業家の方が開いたトークで質問をした時に、それを見ていたテレビ局のプロデューサーから番組のオファーをもらってました...!
・若い人との交流で市場調査ができる
学生が社会人と繋がるきっかけが少ないのと同様に、社会人も若者と関わる機会が少なく、そして若者の流行や、考えを知りたいと思います。
雑談ベースで「大学生が最近の流行について語る」という部屋があったら、きっと誰かの繋がりで多くのマーケターが興味を持って入ってくるはずです。
このように、お互いが求めるものは違えど世代を超えた者同士が、それもごく自然にマッチングするのには最適なSNSだと思いました。
5-3 【番外編】おもしろルーム
最後に、私が昨日から初めて面白いと思ったトークルームを箇条書きしたいと思います笑
・参加した人数×10回筋トレやります
∟私の友達がやって地獄を見てました...
・ピカチュウしかいない部屋
∟200人もの超える参加者が「ピカピカ」しか言わない部屋。マジでシュールだけど考えた人天才だと思いましたw
・弾き語り
∟面白さというよりもアイデアが面白いという点で、弾き語りの練習をお互い披露するという部屋がありました。
・無音の作業部屋
∟無言で作業するための部屋笑一緒にみんなもやってる感覚がいいのかな...
最後に
7000字にも及ぶ長い長い記事を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。ただ、clubhouseについて話そうと思うとこれでもかなりまとめた方です...本当はもっと語りたいことがあったので笑
今後、色々機能がアップデートされると思うので、その度にこの記事を更新できるように努めてまいります!