インスタ初期ユーザーが語る!99世代のリアルなSNS考察《前編》
はじめまして!
ちょうど1月からnoteをはじめようと思っていたところ、とても興味深いツイートを見つけ、これは書かねば!と思い、めでたく #ミレニアルnote が初投稿に。
そのきっかけのツイートというのがこちら
1月2日に告知され、もうすでに30記事以上集まっているので内容に多少の被りもあるかと思いますが、私の周りのリアルを書きたいと思います。
書こうと思ったら、とても長くなりそうだったので前編と後編に分けて投稿させていただきます。
前編 目次
●はじめに
- プロフィール
- 99世代ってどんな世代?
- わたしのSNS年表
●SNSから生まれるコミュニティ
- インスタをきっかけに生まれる友情
- 熱狂的なコミュニティーはビジネスに
●はじめに
プロフィール
簡単に私の自己紹介から。
早稲田大学商学部に通う19歳。なので「私の周り」は主に早大生が多いのでご理解お願いします!
高校は付属だったため受験生に比べ時間に余裕があり、高校三年生の時に自ら応募して「109ニュースシブヤ編集部」という女性向けメディアでオフィシャルライターとして活動をはじめました。
現在は、学校に通いながら「PRESS BLOG」というブログサービスを運営している会社で、広報・SNS運用を主な業務としてインターンをしています。
99世代ってどんな世代?
私立の小学校に通っていたこともあり、ほとんどの子が電車通学でした。
ゆえに、親は子供が心配なので小学生低学年ながら親との連絡用にキッズケータイを持っているこが多かったです。
高学年になるとキッズケータイからガラケーへ。この時は、ガラケーを持っているこがカーストの上位に対して、キッズケータイ、そもそもケータイを持っていない子はどこか疎外感を感じることも笑。LINEはなかったので、メールでの一斉送信で複数人がやりとりすることもありました。
ケータイでのやりとりが主流の中、並行して「アメーバピグ」がプチ流行。
アバターを作って、庭を作る育成ゲームで、ゲームの中でアバター同士会話することもありました。私を含めミーハーなこたちは、ピグに登録するとともに、アメブロも書いていてそこから生まれるコミュニケーションもあったり。これが私の "オンラインでチャットする" スタートでした。
中学生1年生(2012年)。ちょうどiPhone4が出た頃で、だいたいクラスの半分ぐらいの人がスマホを持ち始めました。ここでも、LINEをやっている人はLINEで会話できるけれど、ガラケーの人はなおメールでのやり取りなので女子特有の「仲間はずれ」現象も起こったり笑。
中学2年生(2013年)。9割がスマホを持っている状況になり、スマホ持ち始めて、真っ先に入れるアプリといえばLINEとTwitter。私はそれに加えてインスタもダウンロードしていたのですが、周りにインスタをやっている人はほとんどいなかったです。LINEでは個人チャットはもちろん、クラス単位のグループや、今はあまり使われていないタイムラインがとても活発に使われていました。LINEのタイムラインでは、ツイッターの140字に収まらない日常の出来事をみんなにシェアして、自分が発信したことに対してスタンプなりコメントなり何かしら反応が来るのを楽しんでいました。その時から、自分が発信したことに対して反応がある喜び(共感)を楽しんでいたんだと思います。
当時は、ツイッターがSNSという感覚はなく、リアルに呟くように「お腹すいた」「おやすみ」などたわいもないことを呟くのが普通でした。また、今も変わらずあるツイッターの特徴として、同じ趣味の人を見つけやすい、コミュニティーを作りやすいこともあり、趣味垢とプライベート垢の2つのアカウントを持っている人も多くいました。
中学3年生(2014年)。インスタを始める人もだいぶ増えてきて、肌感でだいたい女子の7割はアカウントを持っていました。でも、なお男子の使用率はかなり低かったです。また、女子の中には同時にSnapchatを始める人もちらほら。この時、Snapchatの「投稿から24時間経ったら消える」機能は革命的で、Snapchatは写真や動画の見た目を気にせず投稿、インスタにはきれいな写真を投稿すると差別化していました。
今思えば、もうすでにSNS疲れを皆が感じ始めていたのだと思います。
高校に進学すると、男女共にほとんどの人がインスタのアカウントを持っていて、一方でツイッターの使用頻度が急に下がりました。そして2016年、ついにインスタがストーリー機能を実装したんです。これにより、Snapchatとインスタの両方を使っていたユーザーは混乱。しかし、今まで「インスタ=きれいな写真を投稿する」という固定概念を持っていた人のアカウントは、閲覧専用のアカウントと化していたが、ストーリー機能ができたことで「フィード投稿はしないけどストーリー投稿はする」という人がとても増えました。
なぜ、そのような人が増えたかは後編で詳しくお話ししたいと思います。
99年世代とSNSの流れはひとまずここまで。
ガラケーからスマホへ移行する時代と学生時代がかぶっていたことが、とても貴重な世代だからこそ私たちが発信することに価値が生まれるのだと思いました。
わたしのSNS年表
周りのSNSの流れを説明したところで、次はわたしが実際どのようにSNSを使っていたかを話したいと思います。
まず、スマホを持ち始めたのが中学1年生の最後。もちろん、真っ先に入れたアプリはLINEとTwitterでした。私は、小学生からディズニーチャンネルが大好きで特に「ハンナモンタナ」をきっかけに洋楽にハマったのですが、周りに同じ音楽の趣味を持った人がいませんでした。
そこで、ツイッターで趣味アカウントとして、海外アーティストの来日情報を発信するbot兼情報アカウントを作りました。今は、すぐに海外アーティストの来日情報やライブ情報はすぐ手に入るものの、私が中学2年生の頃は海外アーティストの来日やライブ情報となると時差があり、スピード感ある情報は届けられていなかったんです。
今でも、メルマガをわざわざ登録する人が少ないように、その当時も少なく、でも私はユニバーサルミュージックやワーナーミュージックなどのメルマガに登録し、いち早く来日情報やライブ情報があれば洋楽専用のアカウントで呟いていました笑
もちろん、それだけでなく共通の好きなアーティストについて語ったり、好きなMVについてコアな話をしたりしていろんな人とコミュニケーションをとった結果、1年ほどで4000人ほどフォロワーがつきました。
これが私のコニュニティーを作った最初の体験であり、発信することや繋がる楽しさを知りました。
同時に中学2年生の時にインスタのアカウントを作り、ツイッターと並行してやっていたのですが、インスタに投稿する写真はサイゼリアのスイーツとか笑 とにかく「インスタ映え」なんて言葉ができたことが最近の話なので、日記感覚でおしゃれでもなんでもない写真をあげていました。
でも中学3年生のある時から、写真の加工アプリにハマって、写真を加工するようになってから、撮り方にも気を遣うようになり... いわゆる「映え」てる写真をアップするように。もうすでに、1つ上の世代でおしゃれな写真をアップし続けていたインスタグラマーのような人がいて、私からするとその人たちは私の憧れであり「元祖インスタグラマー」。今の「インスタ映え」という風潮を創ったと言っても過言ではないのでとても特別な存在です。
その当時、そもそもインスタグラムで写真をアップしていることが珍しい中で、さらに写真にも加工にもこだわった投稿をしていたことはもっと珍しかったので、その珍しさから私のインスタも2000人、3000人と徐々にフォロワーが伸びました。
高校2年生の時には、4500人。今は1万人がざらにいるインスタ界ですが、高校生で4000人いるだけでも珍しい方だったんです笑。そこでなんとかして、学校の勉強と両立しながら、自分の発信力を生かしてできることはないかと考えた時に、「ライター」という選択肢が出てきました。
ライターになった経緯についてはこちらのブログで書いています🔗
と、中学生でスマホを持った時からSNSを始めて、その結果今の自分に与えている影響も大きく、これからの将来を考える時にもSNSをきっかけに気づいた「発信」を私の武器にしたいと思っています。
以上がわたしのSNS年表でした。
●SNSから生まれるコミュニティ
インスタをきっかけに生まれる友情がある
恐らく、私の親世代(今の40~50代)はSNSで知り合った人とリアルに会うなんて想像もつかないだろうし、どこか危険に思われることもあると思います。
でも、イマドキの若者は男女ともにSNSを出会いの場としても機能しているのが現状。
どのぐらいかというと、「最も収益をあげたアプリランキング」で出会い系サービスTinderが3位にランクインするほどです。
SNS上で仲良くて「会おうよ!」ってこともあるし、そこから付き合うカップルもいます。
私も実際中学2年生のとき、ライブのチケットを譲るのをきっかけに、インスタで知り合ったこと、リアルで会うことになったことがあります。面白いことに今でもお互い将来について語る大事な友達です。
当時、同世代でインスタのフォロワーがそこそこ多い人は自然にオンライン上で繋がっていたので、そのこと一緒に高校1年生の時、写真映えするピクニックの企画を立てました。ほとんどが「インスタでは繋がっているけど初めまして」の関係。
「インスタ映え」なんて言葉はなかったので、「インスタ映え」するピクニックはとても珍しく目を引くもので、今でもあの時のピクニック行きたかった〜と言われることもあります。
たかが15人が参加ピクニックだったけれど、4年たった今でも繋がってる人はいますし、ましてや皆それぞれ夢とかビジョンを持って頑張っている人ばかりなので私もインスタから日々インスピレーションをもらっています。
たかがSNS、されどSNS。
スマホがない時代には繋がれなかった関係も、極論今の時代はいつでも誰でも繋がれます。正直出会い方より、出会った後どう関わっていくかが大事かなと。とはいえ、便利になった生活には必ず代償があり、SNSを使った物騒な事件も多いのでどんな人なのかわかった上で合うのが前提ですが!
熱狂的なコミュニティーはビジネスに
今やインフルエンサーは、私たちにとっていわば「憧れの友達」のような感覚。だから、芸能人に比べてファンの数は少なくても、ファンの熱量はその何倍も高く、いそうでいない一般人という存在に憧れるのです。
芸能人が勧めるモノはどこか「どうせ芸能人だし...」と思うところ、インフルエンサーに勧められると「買ってみようかな!」と信頼が購買動機になっているのが今の世の中だと思います。恐らく、インフルエンサーはより芸能人が勧めるCMなどの広告より、ずっとリアルな存在なんです。
だから、街中にターゲットが誰だかもわからない広告を打つくらいなら、ターゲットが明確でさらにファンの熱量も高いインフルエンサーに、企業もPRを頼みますよね。企業からしたら、この熱量の高いコミュニティーは喉から手が出るほど欲しいはず。でも、そう簡単にインスタでファンを獲得することができないからこそ、インフルエンサーで生活できるぐらいお金を稼ぐこともできるんです。
インフルエンサーに限らず、メルカリやラクマのようなフリマアプリの登場によって、誰もが商売を簡単に始めることができるようになりました。
今までは、何かの権力に頼る(依存する)よりも、個人でも組織と同じ、あるいはそれ以上の力を持つことができるようになりました。そうなったのは一昔前であれば考えられないことだと思います。
これからの働き方もどんどん変わり、個人の実力が鍵になる。
平成の次の時代はそんな時代になる気がしています。
後編に続く。
後編の目次
●99世代のリアルなSNS事情
- "共感"を生むインターネットテレビの復旧
- わたしたちの生活はシリコンバレーに支えられている
●99世代が思う「インスタ・SNS疲れ」とは
- インスタにいいねがつきにくくなったワケ
- 基本はストーリーズでシェア
- アカウントは最低2つ持ってる
●インスタの年前と今を比較する
- 「映え」はもう卒業!
- 「憧れ」から「参考」へ
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