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PlayStation版『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』周回記録

生涯最多周回を誇るだろう名作『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』の攻略が行き詰まったので,解決策を探るためにプレイを振り返る。


プレイ方針

周回特典を駆使し,6周以上かけて全ての難易度(全6段階)をクリアする。

  • GOLDとラバール鉱を引き継ぐ(5pt)

  • 武具の強化LVを引き継ぐ&限界拡張(5pt)

  • ステータスを引き継ぐ(5pt)

  • 始めからダッシュ習得(1pt)

  • 始めから2段ジャンプ & Wブースト習得(1pt)

  • リングパワー消費率減少&回復率増加(4pt)

  • ブーストの回復率増加(4pt)

  • 最大HP+50(10pt)

Switch版はリストの上から順に特典を取得したが,3周目(難易度Normal)で育成が不足しリセットを迫られたため,今回は「ステータスを引き継ぐ」を真っ先に取得し,次に武具強化引き継ぎを取得し限界拡張した後に強化資源を引き継ぐ,という進め方を採る。

なお攻略の様子はTwitchで生配信され,後日YouTubeに配信アーカイブが公開される。

各周回振り返り

周回カウントはSwitch版の15周分に続けて行う。
ミニ新幹線方式(伝わらない喩え)

16周目

Very Easyで進める。

最終戦直前の装備スクリーンショット

特に困難なく「精霊の首飾り」を使わずにクリアした。
引き継ぎポイントを5pt獲得。

17周目

「ステータスを引き継ぐ」を選びEasyで進める。

最終戦直前の装備スクリーンショット

この周回も特に困難なくクリアした。
引き継ぎポイントを5pt獲得。(合計10pt)

18周目

  • ステータスを引き継ぐ

  • 武具の強化LVを引き継ぐ&限界拡張

この2つを追加しNormalで進める。

最終戦直前の装備スクリーンショット

Switch版では一度頓挫したエルダーム山脈超えを1周で超える。
やはりレベル上げは重要だ。

引き継ぎポイントを5pt獲得。(合計15pt)

19周目

  • ステータスを引き継ぐ

  • 武具の強化LVを引き継ぐ&限界拡張

  • GOLDとラバール鉱を引き継ぐ

この3つを追加しHardで進める。

最終戦直前の装備スクリーンショット

ついに周回のアドバンテージを遣い果たしたか,何回かの再挑戦の末「精霊の首飾り」を動員してようやくガルバランを倒せた。

引き継ぎポイントを5pt獲得。(合計20pt)

ちなみに,ここまで「カトルの霊水」を一度も遣っていない。
これがのちに仇となる……

20周目

  • ステータスを引き継ぐ

  • 武具の強化LVを引き継ぐ&限界拡張

  • GOLDとラバール鉱を引き継ぐ

  • 始めからダッシュ習得

  • ブーストの回復率増加

これらを引き継ぎNightmareで進める。

最終戦直前の装備スクリーンショット

最終戦を前にしてガルバランを倒せなくなり,育成の限界にぶつかる。

19周目クリア時点のデータから20周目をHardでやり直す。

やり直し周でガルバラン戦直前まで進めた後に,元の20周目のデータで再挑戦し「難易度を下げてリトライ」を3回も使ってなんとかクリアした……

「難易度を下げてリトライ」に頼って倒すのが悔しくて今まで使ってこなかったが,この措置に頼らないことを難易度上げの目安にすると考えれば,まだやりようはあるかもしれない。
何より,集めた資源を無駄にせずに済む。

引き継ぎポイントを10pt獲得。(合計30pt)
そして30ptを手に,通算21周目へ……

振り返り

20周目の最終戦闘を前に詰んだ原因を探る。

宝箱取り逃し

エルダーム山脈での宝箱の取り逃しが目立った。

  1. 最初の「バームの葉」が手に入るポイントの頭上にある隠しエリア(ラバール鉱90個)

  2. 中盤の落とし穴の先(ラバール鉱50個)

宝箱トロフィー

2は早いうちに気づいたが,1は気づくのに時間がかかり,かなりのラバール鉱を取り逃がした。
ラバール鉱を落とす敵は出現地点や時期が限られるため,宝箱からの入手をこぼすのは痛い。

「カトルの霊水」をいつ使うか

Switch版では拾っては使うことを繰り返し,レベル最大値到達を待たずにHPがカンストしてしまったため,PS版では一度も遣わなかった。
それが仇になった。

Switch版で初期に置かれた石像

仮に各周回で全て遣えば,1周あたり6個として90〜150は上がったはず。
ステータスを引き継いだ2周目以降はレベルが上がりにくいことを考えれば,簡単に強化できる最大HPは最優先に強化すべきだった。
消費アイテムは持ち越せないので……

難度の上げ方

どんな時に難易度を上げ,どんな時に据え置くのか,基準を決めていなかった。
ゲームオーバーにならずにガルバランを倒せるまで難易度を上げないほうが良さそうだ。

21周目以降の方針

なんとかNightmareをクリアしたが,お情け込みの結果であり,このままInfernoに進めば地獄の再演だ。

  • 「難易度を下げてリトライ」を使わない

  • ゲームオーバーにならない

  • 「カトルの霊水」を(6×難易度)個以上遣う。例えば今回は30個以上

これら3つを達成するまでInfernoに進めない。

特に「カトルの霊水」は惜しまず遣い続ける。
ダッシュを最初から習得した状態で進めると「カトルの霊水」は7個入手できる。
加えて2段ジャンプを最初から習得させておくと最大HPが必ず5上がる。
これらを駆使すると,おそらく4周で32個分,約104くらいは最大HPを上げられるはず。
この記事をお読みの方で「カトルの霊水」を余している方,いますぐ全部遣って!

Infernoクリア時点で,Windows版(1周)やPSP版(6周以上)を含めた『フェルガナの誓い』生涯周回数が自分の年齢(執筆時点で31歳)を超える見込みだ。
特にRTAをしているわけでもない作品をなぜ30周近くもやってるんだ?

各周回振り返り その2

実は20周完了時点で振り返りを済ませる予定だったが,まとまる前にぬるっと21周目に突入してしまったので,そのまま続行する。

21周目

Nightmareでもう1周する。

Nightmareやり直しの成果

前周くらいの苦戦をしつつクリアする。
今回は霊水を飲みまくった。

22周目

自暴自棄にInfernoに突っ込み,なんとかクリアする。

ヤケクソです

どうやってガルバランを倒したか覚えていない。
それでも,PS5版でも全難易度完全制覇を成し遂げたことが,ただ嬉しい。

まとめ

PSP版から数えてこの作品を30周近く遊んでいるが,自分のタスク処理の癖をあぶりだせたり,小さな成功体験を積み上げたり,この作品は思い出した際に遊びたくなる力がある。
一周こそ10時間程度でクリアできるが,難易度ごとに制限の変わる引継ぎ特典をどう使うか,単一周回を超えた選択が後の周回の体験を変えていくさまがこの作品のプレイ体験を強く印象付ける。

筆者は現在多くの詰みゲーを抱えているが,それでもふと思い出したとき――例えば年末年始とか――にSwitch版を触っているかもしれない。
全難易度完全制覇とはいえ,アドルのレベルはまだカンストしていないから……。

参考資料

宝箱探しでお世話になった攻略サイト(一部)を貼る。

これらに限らず,インターネット上に残された多くの猛者たちの記録に支えられて,この無謀な挑戦はなんとか成り立っている。

おまけ

この記事は『フェルガナの誓い』のサウンドトラックを聴きながら作成した。

皆も『フェルガナの誓い』を周回しようぜ!

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舘向 裕也
収益は次の旅行の費用に充てます。