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何と言われようと『よるのないくに』が好きだ

今になって『よるのないくに』を遊んでいる,と言う話をしたが……

初代の表ラスボスを倒し,現在2の2周目後半を進めている。
周囲の評価はあまり振るわないシリーズらしいが,いま遊んでいる自分はこのシリーズを楽しく遊んでいる。
本当にこのシリーズはつまらないのか?
noteのお題 #全力で推したいゲーム にかこつけて,だらだら書いてみることにする。

『よるのないくに』とは

ガストが2015年10月1日に発売した作品,および2017年8月31日に発売された続編から成るアクションRPGシリーズ。
プレイヤーは様々な時間制限と戦いながら,ヒロインを助けるべく奔走する。
他のガスト作品に比べ暗めの世界観,主人公(女子)とヒロインの友情に焦点を当てたストーリー,それでいて緊張感の高いゲームプレイ,などこの作品はひときわ異質であり,『新月の花嫁』から4年が経とうとする現時点でも,一定の熱心なファン層が存在する。

初代の公式サイトを振り返ったら2016年9月ごろにPlayStation Plusのフリープレイ特典として配布されていたようで,その頃にPlayStation 3版のトロフィーを獲得した履歴があったので,自分の出会いはおそらくその時だ。
『ペルソナ5』の直前にやってたのか……

初代『よるのないくに』

「2015年8月27日発売予定」から2度の延期を経て,10月1日に発売される。
PlayStation 4・PlayStation 3・PlayStation Vita向け,各機種間のクロスセーブに対応する。

探索に制限時間(15分~20分)が設けられており,プレイヤーは任意の地点から制限時間内に目的地に向かい,目的を達成する必要がある。
ゲーム全体における探索回数に制限は無いため,プレイヤーは制限時間内を効果的に立ち回る方法を探すべく何度もトライ&エラーにいそしむことができる。
他の作品同様,この作品にも依頼システムが存在するが,この作品の依頼は個々のクリア状況を問わずランダムに発生し,それらは探索の繰り返しにおいて個々の探索目標の役目を果たす。
個々の探索の快適さについて,この作品の体験が至高であるとは言いにくいが,探索を繰り返して所要時間を短縮できた実感は嬉しい。

自分がこの作品に惹かれたのは,操作キャラクターが「独りで先陣を切ることができる女子」であることだろうと思う。最初から誰かの従者であるわけではなく,そのキャラクター自身が先頭を走って輝くさまを気に入ったのかもしれない。
この現象を説明するために自分は『女神異聞録ペルソナ』の黛ゆきのを例としてよく挙げる。黛はパーティの中でも浮ついた面は少なく,自分が大切にしているもののために懸命に戦う。それは,誰かの保護下に置かれることありきの発想とは異なる。いわゆる「かわいい」ことを重んじるキャラクターが多数存在する中で,それらと一線を画すキャラクターに会えることは,下手に甘えられる違和感が少なくなりありがたい。
これらの作品の他に似た特徴を持つキャラクターが登場する作品にまだ出会えていないこともあって,自分にとって『よるのないくに』の体験は非常に印象深い。全ての人に,とは言わないが気になった方には遊んでほしい作品だ。

(Switchや新世代機で出ないかな……)

『よるのないくに2 新月の花嫁』

「2016年12月22日,PlayStation 4・PlayStation Vita向けに発売予定」から8か月の延期を経て,翌年8月31日に発売される。
当初発表された2機種に加え,Nintendo Switch向けにも発売される。また,PlayStation 4・PlayStation Vita間のクロスセーブに対応する。

探索ごとの制限時間(10分~20分)が前作から引き続き採用され,さらにチャプターごとの行動回数制限(最大15回)も加わった。
依頼システムは今回も健在だが,今回は無限発生ではなく,クリアした依頼は再発生しない。その代わり一部の依頼は章を跨いでは受注できず,いかにメインミッションと並行して依頼をコンプリートするか,プレイヤーの腕が試される。
プレイヤーは探索ごとのうまい立ち回りとともにチャプター全体,ひいてはゲーム全体の上手な立ち回りを考える必要がある。場合によってはチャプターの進行を振り出しに戻すこともあるが,そのための選択肢は確保されている。

一度倒した敵は探索を終えるまで復活しないため,今作で稼げる経験値は有限だ。駆け足が過ぎればラスボス戦を突破できず,時間をかけすぎればチャプターを超えられない。制限の中でどれだけ経験値を稼げるか,制限の限界を試すぎりぎりの戦いを迫られる。
自分は最初経験値稼ぎを意識せず駆け足で進めたがラスボス戦で詰み,攻略サイトを確認しながら充分にレベルアップさせたうえでゲームをクリアした。各章最後の一回まで探索回数を活用し,できるだけ多くの依頼をこなし,できるだけ多くのスキルを集めて倒すことができた。この作品の最大の難敵は間違いなく時間制限だ。

この作品の難点を挙げるならば,対応させるべき環境が多過ぎたせいか,各環境ごとの最適化が済んでいないように感じられること,つまらないバグがあまりに多いこと,などが挙がる。特に「機種ごとでキャラクターの髪の色が異なる」のはさすがにまずい。

PlayStation 4 

Nintendo Switch 

「とにかく最新の環境で,しっかり磨き上げられた万全の状態で出てほしい」
望むのはそれだ。すなわちPS5(以下略)

まとめ

これを書いている途中で感じていたが(おそらく皆さまも察しただろう)書きたいことにまとまりが全くなっていない……
今後も作品を遊ぶ予定なので,何か動きがあればまたここに書く。

そういえば最近『よるのないくに2 新月の花嫁』トロフィーコンプリートを達成した。

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舘向 裕也
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