AACA第9戦
レース情報
距離 100km 順位 1位
出走メンバー
新城雄大、孫崎大樹、宮崎泰史、津田悠義
レースレポート
オフに入り、僕としても長かった23年シーズンが終わり、しっかり休む予定だ。
だが、シーズン中はどうしても、移動の関係や他の遠征が重なり、なかなかAACAに参加できていなかった。
なので、オフ真っ只中だが参加することにした。
あくまで、成績や内容というより、参加者の皆様が盛り上がるように、一緒に走った方々に少しでも何かレースや自転車の技術向上に繋がるような走りをしようと考えていた。
おきなわが終わってから、一切自転車に乗っていない中での参加になり、ガチで不安だった。
気温も低く、風もめちゃくちゃ強かったので、完走狙いで必死になるんじゃないかとも、、、
とりあえず、チームでのプランなどはなく、いつも通りガチンコなので、様子見しつつ、基本的には集団待機。
最後チャンスがあり、動けるくらい足があれば動こうというプランで挑む。
パレードの後、寒かったのでそのまま先頭で良いペースで踏む。
体を暖めたかったのと、久しぶりの自転車の感覚の確認も兼ねていた。
すると、なぜか1人抜け出していた。
え、なんで!?
そのまま坦々と踏んでいると、3人追いついてきたので飛びつく。
逃げる気なかったのに、逃げ決まるやつやん、、、
と、思いながらも、合流した3人とローテを回す。
割とすぐに広島の阿曽さんが追いついてくる。
これで5人。
メンバーも悪くなく、綺麗にローテーションを回す。
集団と30秒。
絶妙に見えたり見えない距離感で進む。
風がめちゃくちゃ強く、向かい風か追い風しかない。
そして、久しぶりの自転車に驚いたのか、足がめちゃくちゃ痛い。
心拍はまだ衰えてなく、余裕もあり良いリズム。
足が本当に痛い。
まだ、集団も生きているし、追いかけてきているので、
「早く捕まえてくれ」
とさえ思い始める始末。
しかし、プロとして逃げ集団で引かないなんてことはできない。
気持ち長めに引く。
ローテもさぼらない。
すると30分くらいすると足が戻ってきた。
痛みも和らぎ始め、踏める。
ちょうど集団では、みんなで追うというより、追走を狙った動きのアタック合戦ばかりしており、へばり始めていた。
先頭も少し中だるみしそうになっていたので、声をかけ、一定ペースで我慢し続けるようにする。
間違いなく、集団は崩壊すると読んでいた。
案の定、集団が破壊され始め、いくつか追走集団ができていた。
追いつかれれば、それでも良いし、わざわざ待って後続集団に取ったアドバンテージをみすみす返す必要はない。
ちょうど半分頃の周回賞を特に狙わず、ひたすら一定で走るように心がける。
その後、追走3人が10秒ほどまで迫ってきたので、待つことにする。
かなり強力そうな3人なので、合流すれば8人となり、逃げは確定するだろう。
すぐに雄大さん含む、3人が合流し8人でローテを回す。
やはり人数が多いと楽だ。
だが、まだ泰史含む数人が追走できているので、確実に8人逃げを確定させたい。
割と良いペースで走り続ける。
合流してきた組もきつそうだが、最初から逃げていたメンバーもきつそう。
僕は、このあたりから、1週間休んだことで超回復されたのか、足が良い感じだと感じる。笑
どんな展開になっても残れる自信が出てきたし、8人のままだったら、もう少し粘ってから1人で飛び出してもいいな。
考えながらもローテを回していると、1人、また1人と脱落していく。
最終的に僕、阿曽さん、雄大さん、他2人の5人になる。
後ろの追走もことごとく崩壊し、泰史含む5名だけになる。
この5人と我慢比べで勝てば、逃げ切り確定。
少しでもつまり、後ろに勢いづかせれば追いつかれる。
ここが踏ん張りところ。
僕としては追いつかれてもどっちでもいいが、5人でいった方が勝率も上がるので、しっかり回す。
2周ほど周り、後ろが崩壊し5人で逃げ切りが確定された。
あとはどう勝つか、、、
最後、スプリントでも自信あるし、飛び出して逃げ切りも行けそう。
ただ、練習していないので、飛び出して逃げ切る自信がない。
行くとしても誰かの攻撃のカウンターなどを狙いたい。
しかし、誰も攻撃することなく、綺麗にローテを回しながら最終周へ。
ここまで来たら、しっかり勝利を狙う。
メンバー的にもスプリントになれば絶対勝たないといけない所。
一番足の残っている阿曽さんをマークしつつ、スプリント勝負を目指す。
その阿曽さんがアタック。
すぐに反応する。
一瞬2人で少し抜け出すが、逃げるには至らない。
カウンターで雄大さんのアタック。
皆で反応。
明らか、皆の反応が悪い。
足がなさそうだ。
抜け出しもいけるか。
とも思うが、確実な勝ちを狙う。
最終コーナー前で前にできれば、今日のコースと風なら勝てる。
そこだけ注意するように意識する。
ラスト1km辺りで、再び雄大さんのアタック。
皆反応し、最終コーナーへ。
少し手前で、ほぼスプリントで前に出きる。
そのまま先頭でコーナーをクリアし、スプリント。
勝てた!
スタートからゴールまで、全て先頭で走り切ったレースだった。
おきなわでは逃げ切れなかったので、嬉しい。
また少し休んだら、準備を始めていく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?