Tour of Antalya(UCI2.1) St.3
レース情報
距離 133.4km 順位 123位 総合 130位
メンバー
畑中勇介、トマ・ルバ、レイモンド・クレダー
山本元喜、ドリュー・モレ、孫崎大樹、白川幸希
レースレポート
クイーンステージの今日はラスト7kmの登りが平均勾配8.5%と富士山レベルの登坂ゴール。
その前にもいくつか登りを含む、133.4km、獲得標高3000m越えのクイーンステージに相応しいコース。
キナンとしては、引き続き、僕と元喜さんはチャンスがあれば逃げに乗っていく。
が、第4ステージの方がチャンスがありそうなので、無理はしないようにする。
同じく、レイモンドも第4ステージに向け、できるだけ休める。
他のライダーはトマとドリューが総合争いに挑戦するので、2人をフォローする動き。
もちろん、僕と元喜さんも逃げがなければ、フォローに回る。
スタート直後はアタック合戦はあるが、かなり控えめ。
この後のことを考えるとそうなるだろう。
そして、昨日の疲れとダメージが予想よりも大きく、明らかに身体が重い。
踏み感も悪いので、逃げは捨てようかと考えているタイミングで、8人ほどが抜け出す。
展開的にも楽に乗れそうだったのと、人数が多いので乗ってもよかったかもしれない。
同じように考えていた元喜さんも前の方にいた。
元喜さんも昨日のダメージでキツそう。
すんなり、逃げが決まり1分差がついた所で、なぜかペースが上がる。
それもかなり強烈で、またアタック合戦が始まる。
また、緩やかな登り基調なので、ついていけるが、かなりキツい。
さらに、登りが長く、気づけば後ろがポロポロとこぼれ始める。
なんとかメイングループにしがみつき、登りをクリア。
集団も下りに入ったこともあり緩む。
登り区間で力で抜け出した逃げがそのまま決まる。
下りきった後も集団はそこそこ速かったが、逃げが強烈で1分差がつく。
ここで、やっと集団が落ち着く。
いつもは回復してくるが、今日は明らかキツい。
ずっとキツい。
集団の中にいてもキツく、集中が切れそうになる。
危険な下りを昨日のフラッシュバックをしながらも少し位置を下げながら下りきる。
すぐに最初のKOMが始まるのでドリューの位置を気にしながら前に上がろうとする。
が、キツすぎてあまり余裕がない。
他のメンバーがしっかりフォローに回ってくれていたので、そのまま合流し、登りに入る。
この登りもそこまで速くないが、集団がバラけ始める。
昨日までの調子なら、メインについていけそうだが、今日はまずい。
まだ、ここで無理をすると終わるかもしれないので、回りを見ながら後ろにできつつある遅れ集団に加わる。
さほど、差が出ずに登りをクリアしたので、下りと平坦で再び前に復帰。
逃げとは1分差で、トマさんとドリューは余裕な表情で集団中ほどにいた。
合流し、いつでもフォローできる位置にいる。
補給ポイントが近づいたので、チームメイトと被らないように前の方に移動する。
ボトルを受け取り、再びチームを引き上げようと戻ろうとするが、集団のペースがあがる。
ちょうど、この先アップダウンとワインディングが激しくなるので、位置取り争いが始まった。
あまり、警戒しておらず(というより、気を回す余裕がなかった)、チームと反対側にいてしまった。
畑中さんや元喜さんの助けもあり、ドリューとトマさんは前の方におり、その後ろに合流することができた。
何かあった時に助けられるようにしたが、何事もなく、再び小さい登りに突入。
正直、ついていける足もなく、ゆっくり下がっていく。
回りを見つつ、ちょうどよいグルペットを探す。
レイモンドと白川含む、同じようなペースのグループができつつあったので、合流。
そこからは淡々とゴールに向けて走った。
できるだけ、足を温存し、休めるように努める。
最後の登りに入り、どのみち登りはしんどいので、自分のリズムで登り無事ゴール。
今日は何もできず、何もする余力もないレースだった。
とりあえず、これ以上疲れすぎないような走りはできたので、明日は回復し、少しでも良い走りができるように頑張ります!
ドリューは最後まで先頭で争い、とてつもないパワーを出したものの、1分遅れの23位。
総合は18位とUCIポイント圏内なので、明日は守りつつ、少しでも上位に上がれるようにする。