Tour of Turkiye(2.Pro) St.6
レース情報
距離 160.1km 順位 96位 総合 100位
出場メンバー
トマ・ルバ、レイモンド・クレダー、山本元喜
ライアン・カバナ、新城雄大、ドリュー・モレ
孫崎大樹
レースレポート
クイーンステージの今日は、140kmくらいから、軽く登り始め、ラスト15kmで1000m登るコース。
その前に100km地点辺りから登り始める3級山岳も設定されている。
最後の登りにエースをぶつけるのはどこのチームも同じ。
なので、特に問題のない逃げを行かせ、WTなど強いチームが坦々とコントロールすると思われた。
キナンは、ドリューとトマさんで勝負する。 それ以外は逃げに乗れるなら乗っていく。
リアルスタート直後からいつも通りのアタック合戦。
だが、今日はいつもと違い、WTが蓋をする動きをあまりしない。
なんなら、大きめの逃げが行きそうなら、1人は乗せようとしてくる動き。
どのチームもコントロールをしたくなさそうだ。
僕はスタートから前に並び、アタック合戦に参加していたが、速いし、打ち合いが激しいので、乗っていく動きを絞っていくことにする。
ライアンや雄大さんも動いてはいるが、どれも決まりそうにない。
さらに、スタート直後から海岸線のアップダウンとうねった道で、前で動いているとまぁまぁキツい。
これはやりすぎら、本当にまずいと思い、少し下がった位置で様子を見ながら動くことにする。
しかし、1時間強続いたアタック合戦。
僕が動いた後に、少し下がったタイミングで何人か抜け出したみたいで、突然集団が止まった。
さすがに長すぎて、疲れると判断したのか、WTが蓋をする動きをしていた。
5名ほどが抜け出した。
集団が止まったタイミングで、補給も開始。
だが、1時間もやり続けていたので、ボトルも欲しがるタイミング。
皆同じ考えで、後ろは大渋滞。
しかも、トイレタイムも同時に始まり、集団のほぼ全員が止まったんちゃうかってゆうくらい止まる。笑
僕もトイレを済ませ、集団に戻ろうとすると、車列の中にもプロトンができてるレベルで、思わず笑ってしまった。笑
そこから、集団では坦々と進む。
チームでまとまって、トマやドリューのサポートをする。
3級山岳に突入する頃には、逃げとも2分差ほどで推移しており、いつでも捕まえられる射程圏内だ。
それに、多少先行させても問題ないくらい、最後は長い登りなので、無理して詰めにかからない。
3級山岳もそれほど速くないペースで登る。
僕は後ろらへんでドリューのサポートもしていたので、そのまま後ろに下がり、補給を取りにいく。
この後、下って少しするとすぐに登りに向けた位置取りも始まるので、早めに行こうと考えた。
多めかつ、様々なドリンクを受け取り、氷も貰っておき、何を求められても出せるようにした。
が、まさかの登りきった後、まぁまぁなアップダウン。
しかも、道が狭く、集団がすんごい伸びて、キツい。笑
ボトルを6本、氷を3つ。
体をパンパンにしつつ、重りを背負っている状態なので、キツかった。笑
タイミングをミスった、、、
だが、取れなかったりするよりは断然いい。
僕は最後の登りまでが勝負。
そう覚悟を決め、下りで攻めて抜いていき、登りでは耐えを繰り返し、前に上がっていく。
キツく、苦しんでいる所に雄大さんが来て、登りでは押してくれた。笑
なんとか、トマさん、ドリューに追いつき、
「お望みの物をなんでもどうぞ?」
と、言わんばかりに何が欲しいか聞く。
2人に水と氷を渡し、余った物は他のメンバーに渡したりして、なんとか補給完了。
そしたら、まさかの大きな道に出て、緩い登りで集団が止まる。
「このタイミングで行けばよかった、、、」
コースプロフィールでは分かりにくい所だった。
もっと詳細を確認しておくべきだった。
その登りをクリアし、下ったら最後の登り。
まぁまぁ脚がキツいが最後の仕事。
チームでまとまって、前に上がっていく。
そのまま狭い道に入り、僕はお役御免。
レイモンドと一緒に坦々と登りゴール。
ドリューは最後少し送れたが、36位でフィニッシュし、総合は32位でUCIポイント圏内。
トマさんは47位でゴールし、総合は42位。
UCIポイント圏内まで2つ上げればいける。
明日からは守るというより、全員逃げのチャンスを伺いつつ、攻めた走りを貫きたい。