ツールド九州(UCI2.1) St.3 福岡宗像ステージ
レース情報
距離 140.4km 順位 44位 総合 40位
出走メンバー
トマ・ルバ、山本元喜、新城雄大
ドリュー・モレ、孫崎大樹、宮崎泰史
レースレポート
総合順位が1秒でも取れば順位が大きく変わる選手が30名強いる状態。
そして、今日はスプリントポイントが3回ある。
誰もが総合上位を狙って、ボーナスタイムを稼ぎたいはず。
その動きの隙を突き、逃げたい選手も多いと予想される。
ぶっちゃけ展開予想はできないし、カオスになること必須。
どのみち、キナンは全員チャレンジしていく。
ステージも総合上位も攻めるしかチャンスはない。
昨日は比較的、楽にレースを終えれたが、内臓の疲労がピークにきているように感じる。
ご飯を食べただけで気持ち悪い。
フワフワしてる感じで、変に内臓が張る感覚。
でも、食べないと回復しない。
朝起きても変わらず、食べたら気持ち悪い。
消化も遅い。
だが、最終日。
後のことは気にしなくてよいので、やるしかない。
今日のパレードは長く、9回登らないといけない峠も含まれる。
実質、今日はこの峠を10回登ることになる。
パレードがなぜか早い。
そのまま峠も早いペースで登る。
脚がキツく、今日はヤバイかもしれないと感じつつ、ずるずると下がりながら登る。
一番後ろで登りきり、下りを使って一気に前に。
今日は攻める予定だからだ。
下りに入る前からリアルスタートが始まっており、前に出た時には元喜さんが抜け出したりしていた。
すぐに僕も加わる。
1.2回反応すると、脚がめちゃくちゃキツい。
パレードで感じていたキツさのままで、本当にヤバイと思っていた。
最初のスプリント賞に向けて、逃げを作りたくないチームが多い感じで、逃がしたくない感じ。
どの逃げにもチェックが入る。
リーダーチームのトタルが認める逃げが決まりそうだが、タイムボーナスを取りたいチームの牽引で逃げを回収して、スプリントへ。
この後、総合上位陣がもがいたからこそ、逃げが決まると判断し前に上がる。
峠に入り、アタックに反応しようとするも、キツくて登るので精一杯。
予想通りアタックがかかって、集団が伸びる。
が、頂上では1つにまとまった。
さすがに皆キツそう。
再び、下りを使って前に。
アタックがかかっていたので、乗っていく。
JCL小石さん、ルージャイのカーターなどと抜け出すも、大きな差ができずに集団に吸収。
そのカウンターで元喜さんが仕掛ける。
そこに小石さんや他4人の選手が着いていく。
リーダーチームが率先して蓋をしたがっていたので、僕も協力する。
メンバー的においしいし、元喜さんの山岳賞の可能性もあるからだ。
集団が一気に止まる。
ブリッツェンが追いかけようとするも、完全に制御されて、6人の逃げが決まる。
ここからはトタルのコントロールが始まる。
最初こそ、位置取り争いが始まるがWT、コラテック、JCL、キナンと良い位置が取れた。
前では、しっかり元喜さんが山岳賞を1位通過でポイントを重ねていた。
集団で、坦々と登りをこなす。
ここでも無理をせずに自分のリズムで少し下がったりしながらも登りをこなす。
補給も気持ち悪くなる可能性があったので、いつもより多めにエネルギードリンクを摂る。
が、やはりエネルギーが足りないと感じる。
覚悟しながらも補給食を食べる。
今日は気持ち悪さが出なくて助かった。
前と1分差を切ったあたりで、登りで前から3人ほど降ってくる。
その次の周には、広島のダイボールとルージャイの選手がアタック。
集団も一瞬ペースが上がるが、リーダーチームがコントロールしきると思われるのと、元喜さんが前にいるので、キナンはステイする。
だいぶ、脚が休めて、良い感じで回り始めた。
残り3周。
この登りで元喜さんの山岳賞がほぼ確定。
残り2周。
遂に逃げを捕らえる。
ペースアップがあるが、耐える。
残り1周。
やはり登りでペースアップ。
覚悟していたし、準備していたので、出しきるつもりで着いていく。
が、出し切らずに済むなら脚を残せるので、集団の最後尾を見極めつつ登る。
しっかりと最後尾を見極め、着かなければいけないタイミングを逃すことなく着けた。
下りで前に上がる。
数名先行していたが、集団は追走の意思があるので、焦らずに脚を休める。
トマさん、ドリューが僕の元に来てくれ、トレインを組む。
残り10km。
ほぼ逃げは射程圏内。
JCL中心にペースが上がる。
ドリュー、トマさん、僕の順で前方で固まる。
残り5km。
逃げも捕らえ、前ではアタックがかかるが、ドリューが繋げてくれて、集団は縦長に。
WTの後ろに着ける。
残り2kmのラストコーナー。
ここで、少し下げるが、10番手以内。
悪くない。
残り1km。
トタル、アスタナ、メイヤース、僕の順。
完璧な位置取り。
前がガンガン上げてくれるので、位置取りがそこまでシビアではなく、脚も良い感じ。
ラスト300m。
少し早いが、ここだと踏み込み右に出る。
メイヤースも出てきた煽りを受け、少し脚を緩めたところで、チェーン落ち。
この時点で前は今日のトップ3とメイヤースだけ。
脚はよかったし、ラインも見えていたので、もがききりたかった、、、
悔しすぎるレースになったしまった。
今日もドリュー、トマさんが完璧な位置取り。
元喜さんが逃げてくれたおかげで、休めたし、山岳賞も獲ってくれた。
結局、3日間、着いてただけのレースになってしまった。
だが、やはりラインレース、ステージレースが得意だと感じたし、ベースが上がっていることが確認できた。
次はジャパンカップ。
少し休んで切り替えて頑張ります。
4日間、たくさんの応援ありがとうございました!
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