Tour of Turkiye(2.Pro) St.4
レース情報
距離 136km 順位 108位 総合 107位
出場メンバー
トマ・ルバ、レイモンド・クレダー、山本元喜ライアン・カバナ、新城雄大、ドリュー・モレ孫崎大樹
レースレポート
今日は139kmと短いが、獲得標高2000m越えと、中々ハードなコース。
本来ならば、そこまで強くないメンバーの逃げを行かせて、リーダーチームがコントロールして落ち着けばなんともないはずのコース。
だが、昨日までの展開上、そうならなさそう。
風もそこそこ強く、途中の海岸線は横風。
かなりハードなレースになる恐れがある。
本当は、今日逃げに乗り、最後の2級山岳で捕まればわんちゃんゴールも狙えるかと思っていたが、そうゆうのじゃなさそう。
キナンとしては、ドリュー、トマがメイン集団でゴールできるよう、全員でフォローすることにした。
特に、横風区間では全力で警戒し、フォローする。
予想通り、スタート直後から、リーダーチームが逃げを行かせようとするも、すぐに登りに入ったこともあり、追走がすぐにでては捕まるを繰り返す。
そして、一発目からなかなかハードな登り。
ここは動くべきではないと考え、前方のまま粘る。
登りを越えるタイミングで少し抜け出しがあるものの、下りですぐに捕まりそうな感じ。
案の定、すぐに捕まり、登り返しに入る。
こういう所で集団は止まりやすいので、警戒すると、抜け出そうとする選手がいたので、楽に着ける位置なのでついていく。
6人で先行することができ、集団も止まっている。
「これは決まるやつ。」
と、思い頑張って踏む。
一緒に乗っているプロチーム勢も決めるつもりだろう、かなり踏む。
また、小さな登り返しに突入。
かなり速いペースで踏んでおり、結構まずい。
前にいたコンチチームの選手が中切れを起こし、さらに、後ろにはもう集団が迫っていたので、無理をせずに後退することにする。
飲まれながら、下がりつつ登りを越える。
既に何人かこぼれている。
結構キツく、回復に努める。
が、道が悪いのと、謎に速いために、ずっとキツい。
実際、少し回復してきてはいるが、何かできるとかのレベルではない。
そして、一つ目の3級山岳を登り始める。
なぜか、中腹に設定されているKOMを越え、さらに少し登る。
ここも、そこまで速いわけではないが、かなり良いペースで登る。
ここまで、補給に取りに行きたいが、行くタイミングを迷うレベルで速いし、キツい。
登りきる少し手前でレイモンド含む数名遅れている。
僕は集団のケツで登り切り、下りへ入った。
長めの緩い下りだったので、
「もうここしかない」
と、思い、補給を取りに行こうとした直後、無線から
「コミッセールから下りで補給するな」
と、指示が入ったみたいで、取りに行けなかった。
すると、遅れていたレイモンドがチームカーをパスする際にドリンクを大量に持ってきてくれ、みんなに配る。
その後、下りきった所で、補給ポイントがあった。
レイモンドが運んでくれたが、7人選手がおり、完璧に全部運べるわけではないので、一応ドリンクを受け取りに行く。
皆、前の方にいたので、あえてバラけるために、一番後ろの方に行く。
僕が取ろうと、森マッサーとアイコンタクトも合い、受け取ろうとしていると目の前のトルコチームの奴がなぜか森マッサーのボトルをぶん取っていきやがった、、、
すぐに、一番奥に待機していたあみマッサーに切り替え、受け取ろうとするも、
ここで珍しく痛恨のミスを犯し、ボトルキャッチミス、、、
1本も取れなかった。
一応、皆ドリンクは足りてそうだったのでよかった。
補給ポイントを過ぎ、次の2級山岳までは道が狭くワインディングしているので、前方に位置取りたい。
だが、補給ポイント直後から道が狭くなり、路面もかなり悪い。
ずっとガタガタで跳ねるし、振動がすごい。
なんとかまとまってるチームの後に着く。
本来、前に出て僕が位置取りを先導するべきだが、余裕もなくなってきており、常に頭もフル回転、路面や集団の動きに集中しており、思考が停止していた。
レイモンドや雄大さんがだいぶ前で動いてくれたおかげで、トマ、ドリューを前方で最後の2級山岳へ突入。
このタイミングで、一気にアシスト勢やスプリンター達の脚が止まり、集団がカオス。
後方から入るしかなかったコンチネンタルチームの登れる選手や降ってくる選手で、所々落車も起きる。
どのチームも皆キツかったみたいだ。
1人にならないように気をつけ、ある程度のパックで登り切る。
その後のアップダウンや下りで20~30人くらいになり、元喜さん、雄大さんと一緒になった。
ドリュー、トマさんは無事、メインでタイム差なしでゴール。
ライアンは最後少し遅れたみたいだ。
レイモンドも無事にゴールし、全員次に繋げた。
すでに8ステージ走り終えたぐらいの疲労度だ。
だからこそ、逆に色々考えず、自分ができることをはっきりさせ、こなしていきたい。