UCI 長門クリテリウム
レース情報
距離 52.5㎞ 順位 7位
出走メンバー
トマ・ルバ、山本元喜、新城雄大
孫崎大樹、宮崎泰史
レースレポート
今日はUCI公認クリテリウム。
昨年度から開催されているコースで、ほとんどの選手が初めて走るコース。
その点、キナンは走ったことがある選手が多く、僕個人でも3位に入ったコースでもある。
キナンとしては、その僕一本で挑む作戦にする。
普通にゴールスプリントに持ち込んでも、分が悪いので、他の選手がキナンらしく攻める走りをする。
その結果、集団の人数を減らすか、逃げが生まれるなら、人数を乗せていく作戦だ。
このコースはあまり後ろにいると足を削られるので、前々の位置取りが重要になる。
キナンは攻める走りをするため、なおさら前にいないと攻撃ができない。
スタート直後から前に集まる。
僕は、常に10番手前後に位置し、危険な逃げには乗れるようにかつ、楽で安全なポジションだ。
作戦通りキナンは攻めていく。
他のチームも動くチームはあるが、様子見といった所が多い。
集団も逃げを許すわけにもいかず、追う雰囲気。
捕まってはキナンがアタック。
捕まったら他の選手がアタックと10周ほど続く。
最初の中間スプリントポイントを迎える。
僕の位置がよかったこと、ゴール前の確認も含め、狙ってみることにする。
LXの選手も狙いそうな動きをしていたので、マークする。
最終コーナーを曲がり、そのままLX、僕の順でゴール前へ。
LXの選手の上げ方とかかりが良く、これを捲るには、割と本気で踏まないといけないので、踏み辞める。
ゴール前の確認と自分の足の感覚を確認できた。
調子はあまり良くない。
ペースが上がり、スプリントに向けて踏みだす時の感覚が良くない。
なので、まだ残り2回中間スプリントはあるが、無視し、ゴールに向けてひたすら温存することにする。
しっかりと定位置となった10番手前後に位置する。
ここには最後狙ってくるであろう、右京のベンジャ選手、ブリッツェンのフェン選手、愛三の岡本選手といつものメンバーがいる。
だいたいベンジャ選手と前後で走っていることが多かった。
なおも集団はアタック合戦が続いている。
疲れも見え始め、動ける人間が限られてきたのと、着いているので精一杯の選手も多い。
そのため、集団の位置取りも割と簡単になってきていた。
スプリンターチームが温存しているような展開なので、最後トレインを組み、上がってくることを警戒し、雄大さんは最後僕のアシストのために、少し消極的に動いてもらう。
どのチームも主導権を取れず、残り6周。
キナンから2人入った逃げもすぐに潰される。
ここからは位置を下げるわけにはいかないので、吸収と同時に前をすぐに位置取る。
残り4周前に、シマノがトレインを組みコントロール開始。
すぐに雄大さんと番手を取る。
このまま、シマノがコントロールしてくれればおいしい。
このあたりから、集団スプリントの雰囲気が出始め、各チームまとまって位置取りが始まる。
BSも1人選手を出してきたので前に入れつつ、3番手に収まる。
各チームの位置取り争いのまま、残り2周。
僕のメーターが段差で爪が割れ、吹き飛びそうになる。
紐でハンドルにつけていたので、ぶら下がる状況。
このままだともがけないのと、逆に危険なので回収している間に少し位置を下げてしまう。
雄大さんともはぐれてしまう。
ラスト1周。
なんとか雄大さんと合流し、バックストレートで一気に前にあげてもらう。
最終コーナーでは5∼6番手で曲がるも、先頭のオランダの選手が抜けていた。
ベンジャ選手が追いそうだったので、少し待つも、追いかけず待ったせいで少し詰まる。
その横から、トレインを組んだ愛三が上がっていき、反応するも着ききれない。
オランダ、少し空いて愛三、ベンジャ、LX,僕の順でホームストレートへ。
そのままほぼ順位が変わらずゴール。
最後、もがききれずに終わってしまった。
本当は、普通にスプリントに持ち込んでも、不利なので、勝ったオランダの選手のような動きをしたかったが、ラスト2周で位置を下げたのが痛かった。
残り距離が少なく、少し無理に前に上がっていったせいで、足を使ってしまっていた。
そこで、前におり、位置取りもうまくいっていたら、反応してついていくか、先に僕が仕掛けただろう。
悔しい結果になってしまった。
明日はキナンの得意とするコース。
強敵もたくさんいるが、全力でチームで勝利を目指したい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?